この冬には、最終局面まで進んだ完全移籍だったが、ローンバックに関する書類が間に合わずに成立せず。それでも、リバプールはフラムと移籍交渉を続けた結果、同クラブはポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョを獲得。正式発表は数週間以内と言われ、今夏からリバプールの一員として、プレシーズンから参戦する。
32試合時点で8ゴール7アシストを記録しており、フラムの攻撃陣を引っ張り続ける若きミッドフィルダー。今季のチャンピオンシップ年間最優秀若手プレーヤーにもノミネートされる逸材は、プレミアリーグ昇格を置き土産に、サッカー選手として着実なステップアップを図る。
2位ボーンマスとの勝ち点差が “10” と、ほぼトップリーグ自動昇格が見えているフラムだが、来シーズンを見据え、すでにファビオ・カルヴァーリョの後継者を確保することに成功している。その選手の名前は、シャフタール・ドネツクに所属するイスラエル代表FWマノー・ソロモンだ。
左ウイングを主戦場とする同選手は、直でポルトガルU-21代表ミッドフィルダーの代役にはなり得ないかもしれない。それでも、スキルフルなアタッカーは、今季チャンピオンズリーグでもレアル・マドリードやインテル・ミラノら強豪クラブとの対戦も経験している。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、イスラエル代表FWマノー・ソロモンは7月1日に加入予定で、750万ユーロ(約9.75億円)+ 次回移籍金15%が支払われる契約内容でクラブ間合意がなされたようだ。
Manor Solomon to Fulham, done deal. Fee will be €7.5m plus 15% future sale profit to Shakhtar, deal completed by Pini Zahavi and Shlomy Ben Ezra. Here we go. 🇮🇱🤝 #transfers
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) April 13, 2022
Contract until 2027. Solomon will join Fulham on July 1 with work permit – now he stays with Shakhtar. pic.twitter.com/r7zSEEfiwP
リバプールとフラムが、ファビオ・カルヴァーリョ獲得時に合意したのが、移籍金500万ポンド(約7億円)+ アドオン270万ポンド(約4億円)。ほぼ同等の金額を投じて、後継者候補を獲得したフラムは、来季プレミアリーグで躍進の年を迎えることができるのだろうか…?