プレミアリーグにはただでさえクリスマスや年末年始休暇が皆無で、クラブ関係者は慌ただしく過密のスケジュールに対応しなければならない。さらに、今季のリバプールは3つの大会でファイナル進出を決め、試合数が激増中だ。
加えて、アフリカの国々の代表選手たちは、今年の1月にアフリカ・ネーションズカップを戦い抜いた。リバプールで絶対的なスコアラーとして健在するエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネは同大会で決勝まで勝ち残り、最も多くの試合をこなした。
コロナ延期分がシーズン終盤にずれ込むなど、スケジュールはより一層厳しさを増している。かつてプレミアリーグで無敗優勝を達成したアーセナルを率い、イングランド・サッカーの真髄を理解しているアーセン・ベンゲル氏は、中3日での試合にも不満を漏らさず、結果を残し続けるサラーとマネの両選手に称賛の声を上げている。
「アフリカ・ネーションズカップの決勝(エジプト対セネガル)で活躍したモハメド・サラーとサディオ・マネをご覧よ。」
「彼らが帰ってきてからやっていることは、モンスター級だ。」
「ヨーロッパでは、試合数が多すぎると文句を言われるかもしれないが、そんなことは一言もなかった。今夜、サディオ・マネはあちこちでボールを蹴っているが、不満を一言も言っていない。」
beIN Sports
エジプト代表FWは、今季45試合30ゴール14アシストを記録し、カタールワールドカップアフリカ予選含めて代表では14試合でピッチに立っている。サディオ・マネも45試合20ゴール3アシストと見事な数字を残し、セネガル代表でも14試合に出場。
ともに今季60試合近くの試合に出場しており、さらにはFAカップとチャンピオンズリーグ決勝、ならびにプレミアリーグでも負けられない試合が続く。契約問題も並走する中、ピッチ上では最高のプレーで応える二人のアフリカ出身選手に注目したい…