ボーンマス、シェフィールド・ユナイテッドと2年連続でプレミアリーグから降格を経験したゴールキーパーとなってしまったイングランド代表GKアーロン・ラムズデール。今シーズンからアーセナル移籍を果たすと、その必要性を疑われていたものの、見事な活躍でチームの守備を支え続けている。
イングランド代表にも選出され、着実にステップアップするアーセナルの守護神。同じくプレミアリーグで活躍するエデルソン(マンチェスター・シティ)やアリソン・ベッカー(リバプール)の足元の技術を称えつつ、彼らの持つ自信を称賛している。
その一方で、ボールコントロールを最優先とは考えておらず、強靭な精神力こそがゴールキーパーにとって重要だと語り、世界的なGKであるマヌエル・ノイアーの名前を挙げ、メンタリティーの必要性を強調している。
「マンチェスター・シティのエデルソンを見てくれ!彼がボックスの外に出て、センターハーフとしてプレーしている回数も多く、ディフェンダーのひとりが中盤にいるんだ。」
「アリソン・ベッカーはそれほど高くないが、数年前、彼はストライカーのプレスを頭上へのチップボールで交わした。」
「あれは起こることではないし、起こるべきでもない。ただ、彼には自信があり、コーチングスタッフから “行ってこい、プレーしてこい” と絶大な信頼を得ている証拠だね。」
「僕はキーパーをそういう意味合いでは見ておらず、もっとメンタリティーを見るようにしている。僕にとって世界最高のキーパー、マヌエル・ノイアーはミスも気にしない。」
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エデルソン、アリソン・ベッカー、マヌエル・ノイアーら世界でも指折りなGK陣。全員が前に出てボールをクリアすることに長け、相手に詰められても味方にパスで繋ぐことができる。まさに近代的GKの代表とも言える選手たちだ。
シュートストップも一級品で、後ろからの的確な指示出しも高いレベルで兼ね備える。総合力の高いGKだけに、アーロン・ラムズデールも彼らのような活躍を見せられるかが世界レベルに進化できるかの鍵となる。
そして、その先にはイングランド代表の守護神の座を勝ち取るときがやってくるはずだ。あまりレベルの高いゴールキーパーに恵まれないスリーライオンズだけに、若きGKアーロン・ラムズデールにかかる期待も大きい…