マジョルカのアカデミーで育ち、2015年に名門レアル・マドリード移籍を手にしたスペイン代表MFマルコ・アセンシオ。絶対的なレギュラーになり得てないものの、今季は37試合11ゴールを沈めており、レアル・マドリードでは通算230試合48ゴール23アシストを奪っている。
昨夏にはスペイン・オリンピック代表にも選出され、準優勝した同代表に貢献。2020年以来、フル代表からは遠ざかっているが、コンディションさえ整えば、選出されてもおかしくないテクニックと豪快な左足を持つ。
同選手は、契約延長問題に揺れるリバプールFWモハメド・サラーの能力の高さを称賛。レアル・マドリードも移籍先候補のひとつとして封じるメディアもある中、将来ポジションを争うかもしれないエジプト代表フォワードのプレーを見るのが楽しみのようだ。
「モハメド・サラーは世界最高の選手の一人で、彼は長年に渡ってサッカー界の最前線にいる。リバプールのような素晴らしいクラブに所属し、何年にもわたり最良の戦いを繰り広げ、主要なタイトルを獲得してきた。」
「(モハメド・)サラーは、一言で言えば、特別で素晴らしい才能を持った選手。非常に優れた左足で、際立ったプレーを披露する。彼が出場する試合は、いつも見るのが楽しみなんだ。」
Dostor
リバプールとエジプト代表フォワードは昨年から契約交渉を続けている。現在の給与体系を大幅に超える給与アップを狙う選手側に対して、クラブ運営や周りの選手たちへの影響を考える立場のクラブ側との間で難航している。
それでも、ピッチ上ではパフォーマンスを決して緩めない。今季もシーズン序盤から得点を量産し、アシスト数も積み上がっている。ソン・フンミン(トッテナム)やクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)、他にはチームメイトのディオゴ・ジョッタやサディオ・マネらとプレミアリーグ得点王争いを繰り広げている。
チャンピオンズリーグやプレミアリーグを制覇したリバプールの攻撃陣を引っ張り、エジプト代表のエースとしてもアフリカン選手権でチームを決勝まで導いている。残念ながら、優勝やカタールワールドカップ出場を逃したが、その能力は誰しもが認めるところ。
なお、同選手は自身の去就について、ファンは僕の希望を知っていると意味深発言をしており、クラブ首脳陣やオーナー陣に対して、プレッシャーをかけ続けている。
「どうだろう、まだ1年残っている。ファンは僕が何を望んでいるのかを分かっていると思うけど、契約においてはお金だけが全てではない。だから、わからないし、何も言えない。まだ1年あるし、ファンは僕の希望を知っている。」
「僕は心配していないし、何か不安な状態のままにはしないようにしている。まだシーズンは終わっていないから、最高の形で終わらせる。それが一番大事なことだ。そして最後の1年、何が起こるか見届けよう。」
FourFourTwo