“奇跡を呼ぶ男” リバプールFWディボク・オリギが今季限りでの退団にも、『必ず、戻ってくるよ。』

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"Miracle man" Liverpool FW Divock Origi is leaving at the end of the season, but says: "I'll be back, I promise." レジェンド

アンフィールドで行われたプレミアリーグ最終節では、今季限りでの退団が決定しているベルギー代表FWディボク・オリギの退団セレモニーが執り行われた。ピッチ上で選手やコーチ陣がガード・オブ・オナーで待ち構える中、またファンたちが大きな歓声を上げる中、同ストライカーが満面の笑みで、ハイタッチをしながらピッチ中央に歩みを進める。

ガード・オブ・オナーの最後には、ユルゲン・クロップ監督と熱い抱擁を交わした。オーナー陣から歴史的瞬間を収めた写真に加えて、サインが書かれた額縁が送られ、チームだけじゃなく、サポーターからも愛されていることを改めて証明した。

この試合では怪我の影響により、ベンチ入りが叶わなかったが、その貢献度は偉大だ。ディボク・オリギが奇跡を呼ぶ男として認知されたのは、なんと言っても2018-19チャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦だろう。

ファーストレグで3失点を喫したリバプールは、ホームの歓声を武器に序盤から攻め立てる。ベルギー代表FWは1点目を挙げると、同点に追いついたチームにとっても、選手本人にとっても、歓喜の瞬間は79分に訪れる。

コーナーキックを得たリバプール。トレント・アレクサンダー=アーノルドが機転を利かせて、バルセロナ守備陣が整う前にクロスを入れると、唯一反応したディボク・オリギが値千金の決勝ゴール。これにより進出したファイナルでも、トッテナム相手にリードを広げる2得点目を奪い、一躍存在感を高めた。

翌シーズンには強力フロントスリーのバックアップを務めた。レギュラーとしては能力を発揮し続けることができなかったものの、途中出場から試合の流れを変えることに長け、その年にプレミアリーグを制覇したチームをピンチから救ってきた。

その後は、ディオゴ・ジョッタや南野拓実、ルイス・ディアスと熾烈を極める前線の競争に敗れ、序列は落ちる一方。それでも、腐らずに練習に励むと、今シーズンも敵地でのウルブス戦で決勝ゴールを奪うなど、奇跡を呼び込んできた。

まさに “持ってる男” ディボク・オリギだが、今季で契約が満了を迎える。延長オプションも付帯していたが、条件に達せず。また、クラブ側も選手のキャリアを鑑みて、移籍金のかからない契約満了での退団を容認していた。

リバプール・サポーターであれば、誰もが愛するであろうベルギー代表フォワードは、退団にあたりクラブに対しての感謝を述べている。さらには、リバプールが今後も心のクラブになり続けると口にしており、また戻ってくるよ!と嬉しいコメントを残した。

「ほんとうに光栄に思っている。アンフィールドで、チームメイトやスタッフ、ファンたちと一緒にプレーできたことは、とても名誉なことだった。」

「リバプールを経験せずにはいられない。ここに来る前に、特別なクラブだと言われたし、クラブと契約すれば、それを体験するんだ。」

「リバプールの数々の勝利を目の当たりにすることができ、言葉では言い表せないほど光栄に思っているよ。」

「今後も試合を見に来ることは間違いなくある。クラブの動向を追いかけるのはもちろん、このクラブは私の心の中に永遠に残り続ける。」

「クラブが成長し続け、今のリバプールであり続けることを願うばかりだ。必ず、戻ってくるよ。」

LFC公式サイト

セリエA制覇を果たしたACミランと個人合意しており、正式発表を待つばかりの状態。イタリアに新天地を求めたベルギー代表FWも、リバプールでは残り1戦のみ。レアル・マドリードとのCL決勝が最後の舞台となる。

出場できるかどうかは不透明だが、3冠を置き土産にリバプールを去ることになるのだろうか。また、イブラヒモビッチやジルーなどベテランが多いACミランの前線の起爆剤になれるか、セリエAでの活躍にも注目していきたい…

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