チャンピオンズリーグ決勝後に飛び出した衝撃ニュース。リバプールFWサディオ・マネが6年間過ごしたクラブからの退団を希望しており、契約更新に応じない決断を下した。新たなチャレンジと給与水準が理由とも言われるが、移籍先の最有力にはバイエルン・ミュンヘンが挙げられていた。
バイエルンとセネガル代表FWはすでに3年契約の個人契約に合意しているとも報じられており、同選手の視線はドイツに向かっている。先日には沈黙を貫いていたが、移籍を仄めかすようなメッセージを残しており、今夏での退団は避けられない状況だ。
『The Times』のポール・ジョイス記者によれば、バイエルン・ミュンヘンがリバプールに対して1回目のオファーを提示したものの、要求額から遠すぎるオファーは即座に拒否された。オファー内容は、2100万ポンド(約29.4億円)に、活躍次第で400万ポンド(約5.6億円)が追加で支払われるよいうもの。
Liverpool have turned down Bayern Munich’s opening bid for Sadio Mane. It was for £21m guaranteed, plus £4m in add-ons payable if, for example, Bayern won the Champions League.
— paul joyce (@_pauljoyce) June 5, 2022
Also, James Milner close to signing new deal on significantly reduced terms.
契約期間が1年未満に近づいており、30歳と年齢も大台に突入しているとはいえ、今シーズンも51試合23得点5アシストを記録。シーズン途中からは、コロンビア代表FWルイス・ディアスの加入により、センターフォワードを務める試合も増えたが見事に適応し、プレーの幅を広げている。
セネガル代表でも絶対的なエースとして君臨する選手に対して、ドイツ王者が提示したオファー額は明らかに低すぎる。ただし、バイエルンもあくまでジャブを打っただけのようで、すでに2回目の獲得オファーを準備している。
『SPORT1』によれば、1回目のオファーから大幅に改善した移籍金3500万ユーロ(約45.5億円)を提示するとされ、プラスして条件をクリアした場合には500万ポンド(約7億円)が追加で支払われる内容で用意している。
バイエルンとリバプールは、移籍に向けた話し合いを進めており、近く合意を取り付けられると見込まれている。3500万ユーロ(約45.5億円)で合意するかは分からないが、ドイツ移籍は着実に前進している。
アンフィールドで通算269試合120得点48アシストと圧倒的な数字を残し、過去数シーズンに渡り世界のディフェンス陣を恐怖に陥らせたフロントスリーの一角を担った。
長らくチームに多大な貢献をし、決して高給とは言えない給与額で一所懸命なプレーぶりを見せ続けただけに、キャリアの終盤に大金を手に入れ、新たな場所で再出発を希望しても批判は出ないはずだ。
日に日に現実味を帯びてくる元サウサンプトンFWサディオ・マネのバイエルン移籍。はたして正式発表はいつになるのだろうか…?そして、リバプールが後釜として誰を獲得するのだろうか…?