兄貴分サディオ・マネがリバプール退団を希望し、バイエルン・ミュンヘン移籍が近づいてる。モハメド・サラーとの契約延長に向けた交渉が難航しており、ディボク・オリギも契約満了で退団予定。シーズン後半戦でベンチ外が続いた南野拓実やアレックス・オックスレイド=チェンバレンも新天地を求めることが濃厚だ。
2023年まで契約を結ぶギニア代表MFナビ・ケイタの去就も注目の的になっている。金満クラブでもあるパリ・サンジェルマンが獲得に関心を示しているとの報道も出回り、契約期間が残り1年を切る同ミッドフィルダーは人気銘柄だ。
それでも、リバプールは同選手を貴重なチームメンバーと捉えている。ジョーダン・ヘンダーソンが年々プレーできる時間が減っている中、インサイドミッドフィルダーのポジションを奪い、レギュラーとして起用したい思惑も見てとれる。
『The Times』のポール・ジョイス記者によれば、リバプールはナビ・ケイタやその代理人と契約延長に向けた交渉を進めており、合意がなされるだろうと予想している。
今シーズンは毎年悩まされ続けた負傷癖から脱却し、長らくチームに帯同。絶対的なレギュラーではないものの、中盤では4番手を任された。ピッチでの時間が増えるにつれて、プレー強度も高まっていき、スタメンでも問題ないほどのパフォーマンスを披露し続けた。
全大会を通じて、40試合4ゴール3アシストを記録。プレミアリーグでは途中出場も多かったが、豪快なミドルシュートを沈める試合もあり、印象に残っているサポーターも多いはず。欲を言えば、ゴール数を二桁近くに持っていけると理想的だが、攻め上がりやゴール前での得点力は来季に期待したい。
独特なリズムのドリブルで、相手ディフェンスの間を縫うようなプレーもあり、ジョーダン・ヘンダーソンとは異なる強みも発揮できる。身長がないためプレスの強度は下がってしまうが、しつこくも粘り強い守備でカバーしている。
いずれにしても、何事もなければ契約延長のニュースが報じられる日も近い。カーティス。・ジョーンズやハーヴェイ・エリオットら若手選手も多い中、27歳で経験豊富なミッドフィルダーの存在は心強い…