セネガル代表FWサディオ・マネが今夏の移籍市場における退団を希望しており、モハメド・サラーも依然として契約延長に合意していない。エジプト代表FWは要求額を引き下げる意思はなく、来夏に移籍金なしでの退団が現実味を帯びてきている。
ブラジル代表ロベルト・フィルミーノも年齢からか、負傷の回数が増えており、シーズンを通してのフル稼働は難しくなっている。さらには、バックアップ陣を務めたベルギー代表FWディボク・オリギの契約満了に伴う退団が決定しており、日本代表FW南野拓実もプレー時間を求めて移籍が有力視されている。
モハメド・サラーは来シーズンの残留を明言しており、ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスらと攻撃陣を形成することになる。しかし、セネガル代表フォワードの退団が近づいていることもあり、後釜となる “ワールドクラス” フォワード獲得が必須だ。
元イタリア代表で、インテル・ミラノらセリエAを代表するクラブで輝かしいキャリアを過ごしたFWクリスティアン・ヴィエリがこの問題に言及。ナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン獲得を進言している。
「もし私がリバプールなら、ナポリからヴィクター・オシムヘンを獲りに行くだろう。ユルゲン・クロップ監督のチームでは、誰もが10kmも走るんだ。彼なら完璧にフィットする。」
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恵まれた体躯でボールを収め、前線への攻め上がりは圧巻。圧倒的なスピードでゴールに迫る様子は、まさにストライカーそのもの。今シーズンは32試合18ゴールを記録しており、ナポリでエースとして君臨している。
ナイジェリア代表でも18試合10得点と爆発しており、その存在感は抜群。年齢もまだ23歳と若く、将来に向けた補強という意味合いでもバッチリな補強になり得る。ただし、センターフォワードとして求められるプレーが、リバプールに合うかはわからない。
加えて、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長もかなりの曲者で、交渉は非常に厳しくなることは間違いない。ナポリとの契約も2025年まで残っており、多額の移籍金を積まない限りは、プレミアリーグ上陸は実現不可にも思える。
元イタリア代表フォワードがオススメするように、ナイジェリア代表フォワード獲得は難しそうだが、新たなストライカーを求めるリバプールは誰かしらを迎え入れなければならない。はたして、来季のチームでは、誰がフォワードとしてプレーしているのだろうか…?