リバプールには過去5シーズンにわたり、脅威の連携で数々のゴールを奪い続けたフロントスリーの入れ替えが迫ってきている。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが年齢を重ね、小さな負傷をs繰り返しており、毎試合での先発は困難。
今シーズンを通して、契約更新に向けた話し合いを行っているエジプト代表FWモハメド・サラーは、チームにおける給与体系を大幅に上回る給与を要求しており、クラブ側からは希望する給与額の提示はなく、交渉は頓挫している。
さらには、セネガル代表FWサディオ・マネが退団希望しており、2023年に満了を迎える契約を更新しない見込み。今夏での売却も噂されており、一時代の終焉が見え始めた。
ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタやコロンビア代表FWルイス・ディアスらが後継者として期待されており、すでにその実力の高さを証明し続けている。
そんなリバプールには、驚愕の補強プランがあったようだ。『Football.London』によれば、同クラブはトッテナム・ホットスパーでゴールを量産し、今シーズンはモハメド・サラーと並びプレミアリーグ得点王に輝いた韓国代表FWソン・フンミンに巨額のオファーを準備していた。
アントニオ・コンテ監督が就任して以来、調子を上げ続け、一時は絶望的だったチャンピオンズリーグ出場権を奪取。最終節では、ノリッジ・シティに5億点で大勝。最後の最後まで食い下がったアーセナルの希望を打ち砕き、両チームの命運が分かれた。
その試合で2ゴールを奪った韓国代表フォワードは、一時的に単独での得点王になっていたものの、その後モハメド・サラーが執念のゴールで同点に追いついた。過去数シーズンにわたり、プレミアリーグで爆発的なスピードと決定力、さらにはイングランド代表FWハリー・ケインとのコンビネーションでゴールを陥れ続けてきた。
ユルゲン・クロップ監督はかねてから同選手のファンであり、トッテナムとの試合後にはピッチ上で談笑するふたりの姿が度々目撃されている。その明るいキャラクターも含めて、スパーズが来季のチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合、本格的な動きを見せたかもしれない。
昨年にはトッテナムとの契約更新をしており、ロンドンでの生活を楽しんでいる韓国代表フォワード。トッテナムもいくら積まれても放出する意思はなく、CL出場権を逃し、獲得オファーが届いたところで全く相手にしないストーリーも考えられる。
ただし、ソン・フンミンはすでに29歳とキャリアの絶頂期を迎えている。サディオ・マネやモハメド・サラーと同年代であり、今回の補強プランの真意は不透明。チアゴ・アルカンタラのように違う要素を持ち込める選手ならまだしも、スピードタイプが揃うリバプールにおいては能力が被ってしまう。
いずれにしても、加入していれば、確実にリバプール・サポーターを歓喜に巻き込んでいたであろう補強に関する物語。まさに、フィクションの物語として捉えて、読み物として楽しみたいところだ…