今シーズンはカップ戦を中心に大爆発。リーグカップでは準々決勝で対戦したレスター・シティ相手に沈めた劇的同点弾を含めて、5試合4ゴール。FAカップでも4試合3ゴールと、対峙する相手が格下と言えども、得点力の高さを証明してみせた。
まだまだ身体をぶつけられた時には、ボールを奪われる回数は多いものの、昨季よりは圧倒的にイングランド・サッカーに慣れた。それに伴い、ペナルティエリア付近でのパフォーマンスも改善し、プレミアリーグでの3得点を合わせて、24試合10ゴールという数字に繋がっている。
しかし、リバプールでの序列は上がらないどころか、シーズン後半戦はほとんどをベンチ外で過ごした。サディオ・マネが退団を希望しているにも関わらず、クラブ側は日本代表フォワード放出を容認しており、移籍金として1700万ポンド(約23.8億円)が設定されている。
リーズ・ユナイテッドやサウサンプトン、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、フラムらが獲得に関心を示す中、フランス代表MFオーレリアン・チュアメニ売却で大金を得たASモナコが争奪戦を優位に進めていると、『The Daily Telegraph』が報じている。
RBザルツブルクから獲得した際に費やした金額よりも、おおよそ1000万ポンド(約14億円)を多く手に入れることになり、大幅な利益を懐に収める。同選手の代理人がヨーロッパで各クラブとの話し合いを進めており、日本代表戦後にはさらなる動きを見せることだろう。
おそらくだが、選手本人はイングランドに残りたいはず。今回の報道とは裏腹に、現実的にはリーズやサウサンプトン、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、フラムらプレミアリーグ勢が優勢にも思えるが、はたして新天地はどこになるのか…?