セネガル代表FWサディオ・マネが退団を熱望し、エジプト代表FWモハメド・サラーとの契約更新も難航中。2023年には契約満了が待ち構えており、今シーズンは新契約に合意できるか、またはフリーでの退団を容認せざるを得ないかの瀬戸際だ。
ユルゲン・クロップ監督就任以来、世界でも屈指のフロントスリーを形成した2人の退団が迫っており、新世代フロントスリーへの入れ替えが直近の課題となっている。すでに、ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスらを獲得しており、残すはセンターフォワードを任せられる人材探し。
リバプールが白羽の矢を立てたのが、今季ベンフィカでプレーしていたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。高さとスピード、決定力と前線で身体を張るだけじゃないストライカーを多額の移籍金と引き換えに手中に収めた。
『Sky Sport』に出演したポルトガル・サッカー界に精通しているペドロ・セプルベダ記者は、移籍騒動の裏側を吐露しており、同選手の獲得を目指していたマンチェスター・ユナイテッドはリバプールが提示した移籍金よりも高い額をオファーしていたようだ。
「マンチェスター・ユナイテッドのオファーはリバプールより大きかった。しかし、リバプールがチャンピオンズリーグでプレーするというプロジェクトは、ダルウィン・ヌニェスにとって非常に決定的なものであった。」
🗣️ “Manchester United’s offer was bigger than Liverpool’s but the project of Liverpool playing in the Champions League was very decisive for Darwin Nunez!”
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) June 13, 2022
Portuguese football expert Pedro Sepulveda explains why Darwin Nunez chose to sign for Liverpool 🔴 pic.twitter.com/lu8UYcXkGE
今シーズンは41試合34ゴール。チャンピオンズリーグでは10試合6ゴールを奪ったウルグアイ代表フォワードは、世界最高峰のチャンピオンズリーグ出場は無視できずに、さらにはリバプールが進めるプロジェクトにも魅力を感じている。
大きな期待とともに入団する同選手は、過去にアンフィールドで数多くのゴールを挙げた同胞FWルイス・スアレスと並び称されるほどの選手に成長できるのか、そのプレーには世界中から注目が集まる。
サポーターとしては、今季のように全大会を通じて30ゴールを奪い、モハメド・サラーやサディオ・マネに代わる “エース” の座を掴み取りつつも、他のフォワード陣との見事な連携を見せてもらいたいところだ…