リバプールの右サイドバックには、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが絶対的なスタメンとして君臨している。ウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズもポジション争いに挑戦したが、毎シーズンのように成長するライバルとの競争に敗れ、今夏限りでの退団が濃厚となっている。
若手には北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーがいるが、まだ線が細く、プレミアリーグの強度に耐えるにはいささか物足りない。そんな中、リバプールは新たにサイドバックの補強に成功。選手の名前はカルヴィン・ラムゼイ。18歳ながらも、スコットランドU-21代表に選出される期待の若手だ。
スコティッシュ・プレミアシップで1シーズン戦い抜き、一気に評価を高めた攻撃的なサイドバックは、プレミアリーグ挑戦の機会を手に入れた。新チームでは、近い将来においてイングランド代表DFとのポジション争いが期待されている。
加入初年度からバックアップとして役割を任されるであろうスコットランドU-21代表は、同国代表のキャプテンで、世界的なサイドバックのひとりでもあるリバプールDFアンディ・ロバートソンとの練習やプレーから多くを吸収できると、意欲を口にしている。
「彼からは多くを学ぶことができる。リバプールやスコットランドでプレーしていたこともあり、彼のプレーをたくさん見てきた。だからこそ、彼から貪欲に学びたい。素晴らしいサイドバックで、エネルギー高くアップダウンを繰り返し、攻撃も守備もできる。」
「そうした選手から学べるというのは、とても楽しみなことなんだ。もちろん、僕はもう少しディフェンスを学ばなければならないし、あのふたり(トレント・アレクサンダー=アーノルドとアンディ・ロバートソン)から学べるのは、楽しみだよ。」
「プレシーズンで自分の力を発揮できれば、トップチーム入りを狙えないことはないはずさ。」
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新たなクラブにおいて、同国の選手がいるのは心強い。キャプテンシーにも優れるアンディ・ロバートソンだけに、手厚いサポートでチームに早く馴染めるように計らってくれるはず。直近の課題は、リバプールのチームや街に馴染み、クロップ・サッカーを理解すること。
新シーズンはカップ戦を中心に出番を得て、本格的にポジション争いを繰り広げるのは来年以降。ただし、そのポテンシャルは疑いの余地はなく、トレント・アレクサンダー=アーノルドのように早いタイミングで才能を開花させるかもしれない…