昨シーズンからリバプールとエジプト代表FWモハメド・サラーは、契約更新に向けた話し合いを進めていた。しかし、条件面で折り合わずに交渉は停滞。選手本人が新シーズンは残留することを明言したことで、来夏にフリーでの退団が噂されていた。
不安定な中でも、プレミアリーグで得点王ならびにアシスト王になり、FWA年間最優秀選手賞とPFA年間最優秀選手賞のダブル受賞。カラバオカップおよびFAカップ優勝に貢献し、国内リーグ2位、チャンピオンズリーグ準優勝でも中心的な役割を果たした。
そんな中、急転直下で朗報が舞い込んできた。エジプト代表のエースは、リバプールと2025年までの新契約に合意し、2023年以降もアンフィールドに残留することが決定。給与は週給350,000ポンド(約4900万円)で、元々要求していた週給400,000ポンド(約5600万円)から歩み寄ったようだ。
リバプールは今回の契約締結により、給与体系を一気に引き上げた。これまでの給与トップは、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクで、週給220,000ポンド(約3080万円)と言われており、チームトップの給与を受け取ることに。
2017年にASローマから加入して以来、圧倒的な得点力でゴールを奪い続けた。リバプールでは254試合156得点63アシストを記録しており、フロントスリーの一角として相手ディフェンスの脅威になり続けた。
ファンにとっても、選手にとっても待望の瞬間となった新契約締結。エジプト代表FWモハメド・サラーは、『LFC公式サイト』対して今回の契約についての喜びを語っており、新シーズンに向けての意気込みを語っている。
「最高の気分だし、クラブとともにトロフィーを勝ち取れることにエキサイトしている。みんなにとって幸せな日だね。」
「契約更新まで少し時間がかかった。でも、もうすべてが終わり、あとは次に集中するだけだ。」
「過去5〜6年、チームは常に上向きだった。昨シーズンはあと4冠に近づいたが、残念ながら最後の最後に2つのトロフィーを失ってしまった。」
「僕たちはすべてのタイトルを狙える位置にいると思う。新しい選手たちも獲得した。ハードワークを続け、良いビジョンを持ち、ポジティブに、再びすべてを目指すだけだよ。」
サディオ・マネがチームを退団し、バイエルン・ミュンヘンに新天地を求めた。新シーズンではルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタらとの新フロントスリーが期待される中、十分な休息を経て、ふたたびゴール量産体制を整えていることだろう。
なお、契約延長に際して、ユルゲン・クロップ監督が重要な役割を果たしたようだ。これからのプランやエジプト代表フォワードがどれほど大切な存在かを伝え、残留に向けて説得を行ったことで、今後3年間もアンフィールドでのプレーが実現。プレシーズンを始めるにあたり、最高すぎるニュースで幕を開けた..!