幼い頃にマンチェスター・シティからリバプールに加わった大柄なMFジェームズ・バラギジ。元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレとも比較される体躯とプレースタイルで、U18プレミアリーグやプレミアリーグ2で数多くの試合をこなしてきた。
しかし、トップチームでの試合になかなか呼ばれない。中盤で様々なポジションでプレーできるユーティリティ性も兼ね備える18歳ミッドフィルダーだが、カラバオカップやFAカップ(ともに3回戦)でベンチ入りしたが、その後が続かない。
ユースレベルでは成功を収めており、さらなる飛躍を目指して、若きミッドフィルダーはレンタル移籍を決断。移籍先はEFLリーグ2(4部相当)に所属するクローリー・タウンFCで、期間は1シーズンを予定している。
リーグレベルはプレミアリーグに比べると格段に下がるが、若手選手にとっては試合に出場して、ピッチ上での学びの質を高める必要がある。そして、ユースレベルではなく、昇格を懸けて戦うリーグ戦だからこそ意味を成す。
ロンドンから南部に少し行ったところにあるクラブでの成長を目論むリバプールMFは、今回の移籍を喜んでいる気持ちを表現し、監督やチームがやろうとしていることへの共感が決断の要因となったことを明かしている。
「このクラブに来れて、ほんとに嬉しいよ!僕自身と僕の家族にとっても、正しい選択だと感じているよ。」
「ケビン・ベッツィー監督との関係は、彼が “加入したほうがいいよ!” と言ってくれたことがキッカケだ。でも、彼から話を聞いた後、このクラブについて調べてみて、築いているプロジェクトがとても気に入ったんだ。」
クローリー・タウン公式サイト
非凡なポテンシャルを有し、まだ18歳と伸びしろ十分。屈強な男たちが凌ぎを削るリーグにおいて、一回りも二回りも大きくなり、2023-24シーズンにはリバプールで躍動してくれることを期待している…