アバディーンで生まれ、同クラブで成長を続けたスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイ。他にもプレミアリーグやセリエAから関心が届く中、リバプール移籍を果たした若き逸材には、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとのポジション争いが待ち受けている。
攻撃的なディフェンダーとして同じような能力を有する元アバディーンDFは、数多くのチャンスを作り出すサイドバックの控えの役割が期待される。リバプールの強みのひとつでもあるサイド攻撃は、世界的なサイドバックによって支えられている。
左サイドバックには、スコットランドの先輩DFアンディ・ロバートソンとギリシャ代表コスタス・ツィミカスが共存しているが、右サイドバックは本職ではないジェームズ・ミルナーやジョー・ゴメスらがバックアップを務めてきた。
過去数シーズンは、ウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズがその役割を担ってきたが、プレー時間を確保するために今夏での退団が濃厚。攻撃的なセンスを持ち、イングランド代表DFが出ない試合でも同じクオリティを維持すべく、カルヴィン・ラムゼイが迎え入れられた。
スコットランドU-21代表DFは今後 “ライバル” となるトレント・アレクサンダー=アーノルドとの共有点を挙げつつも、レギュラーポジションを勝ち取るためにチャレンジする姿勢に言及。日々の練習からも学び続けたいと意欲を語っている。
「彼は偉大な選手で、これまで素晴らしい活躍をしてきた。」
「昨シーズンもずっと見ていたけど、攻撃の仕方とか彼のプレーは僕と似ていると思うし、2人ともまだ若いね。」
「現実味のない選手だよ。だから、ここに来て彼から学ぶことは、僕にとって素晴らしいし、多くを学ぶことになる。」
「タフなチャレンジになるだろうけど、意気込んでいる。先発メンバーに入るためにチャレンジしたいね。」
「彼は若く、素晴らしい選手であることはサッカー界の誰もが知っている。」
「僕と同じようなポジションだからこそ、リバプールからも少しは興味を持たれた。それ以前からも、僕は彼を尊敬していたし、プレースタイルも近いものを感じていた。攻撃性やクロス、両足を使えること、パスのレンジなど、明らかに類似点だね。」
「彼だけでなく、トッププレーヤーである全ての選手と毎日ここで過ごすことで、多くを学び、より良い選手になるつもりだ。」
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経験値はまだまだ少なく、新たなリーグでの初挑戦。試合における強度が異なるだけに、いきなりのポジション争いは時期尚早。まずはチームに慣れ、街に馴染み、クロップ・サッカーに慣れる必要がある。
そして、ひとたび新天地に慣れたら、プレミアリーグでの随一のサイドバックとして覚醒してくれる未来がやってくる…と信じたい…