ファビオ・カルヴァーリョは昨シーズン、フラムで攻撃の中心を担い、アレクサンダル・ミトロヴィッチやハリー・ウィルソンらと抜群のコンビネーションで、100点を超える得点を奪った。最後こそ2位ボーンマスに詰め寄られたが、チャンピオンシップを制覇し、プレミアリーグ昇格を勝ち取った。
7月を過ぎ、プレシーズンにも参加しているポルトガルU-21代表MFは、大きな期待を胸にリバプールのユニフォームに袖を通している。まずはチームに慣れることが必須だが、過去にチームメイトとして共に戦っていた元フラムMFハーヴェイ・エリオットらを筆頭に、リバプールでの生活を助けてくれるはず。
そんな中で、議論を呼んでいるのが、同選手の起用方法。本職は攻撃的なミッドフィルダーであり、最もフィットしそうなポジションで言えば、インサイドハーフ。ただし、その器用さからウイングでの起用も噂される。
フラムとは異なるポジションでのプレーになることは確実。ただし、チームを率いるユルゲン・クロップ監督は、明確なポジションを示さずに、プレーするかもしれない4つのポジションを口にしている。
「ファビオ・カルヴァーリョはフラムで見事なシーズンを送った。きちんとしたサッカーをプレーするスタイルで、昇格するのは簡単なことではない。」
「マルコ・シウバが素晴らしい仕事をしたのは確かだが、その大きな部分を占めているのは間違いなくファビオ・カルヴァーリョだ。ハリー・ウィルソンもそうだし、もちろんネコ・ウィリアムズもね。」
「彼のプレーを見ていると、純粋に楽しくなる。様々なポジションをこなせるし、我々のようなプレーもできる。」
「現時点では明確なポジションが決まっていないけど、ウイングでも、8番でも、10番でも、もう少し筋肉がつけば偽9番でもいいんだ。」
「短期であり、長期的な計画だ。明日から出場することもできるし、適応していく必要がある。だけど、彼がボールを持った時には、本物のクオリティを出せるね。」
「彼がここにいることは喜ばしいことで、ファンタスティックな選手だよ。」
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プレシーズンを通して、おそらく様々なポジションで起用されることだろう。そうした中で、快適な場所を見出し、まずは新シーズンでメインとなるポジションを決めていく。個人的にはセンターフォワードも、ロベルト・フィルミーノのような役割を担えるイメージもあり、将来的には試してもらいたい。
はたして、ポルトガルU-21代表MFはどこで起用され、どのような活躍を見せてくれるだろうか…!?