セネガル代表FWサディオ・マネがバイエルン・ミュンヘンに移籍し、その後釜としてウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得。大型フォワードをセンターフォワードに、左にコロンビア代表FWルイス・ディアス、右にエジプト代表FWモハメド・サラーの起用が大方の見方だ。
ただし、元ベンフィカFWにとってはプレミアリーグ初挑戦。最初の数ヶ月はチームやリーグ、環境に慣れることが最優先であり、本来の実力を発揮するに至らないかもしれない。それでも、22歳と若く、将来性に富んだウルグアイ代表FWがレギュラーを徐々に確保していく可能性が高い。
ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは年齢も年齢なだけに、フル出場は叶わないだろう。そんな中で、問題となりそうなのが、25歳とここから脂が乗る年齢で、レギュラーの座を虎視眈々と狙うポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの存在。
昨季はプレミアリーグ6位の15ゴールを叩き出したにも関わらず、ルイス・ディアス加入で控え扱い。サディオ・マネの移籍でチャンスを得るかと思えば、ダルウィン・ヌニェス加入で、ふたたび立場も危うくなった。
こうした状況に、警鐘を鳴らすのは元リバプールで、スコットランド代表としてもプレーしたスティーブ・ニコル。レギュラーの座を掴み取れるか、もしくは昨季のようにベンチを温める要員になるか、勝負のシーズンを迎えると断言している。
「スーパーサブで幸せか?そんなことはないだろう。」
「もし私が彼なら、”いつもベンチから外れるのは嫌だから、これは自分にとって大きな試合だ” と思っているはず。だから、今年は彼にとって勝負の年になる思う。」
ESPN FC
ゴール前での正確性や得点感覚は、誰しもが認めるところ。左ウイングとしても、センターフォワードとしても稼働できる器用さも持ち合わせており、ゲーゲンプレスを前線から繰り返し行えるのも強みだ。
周りとの連携も申し分なく、昨シーズン前半戦での活躍ぶりは目を見張った。ただし、これはポルトガル代表フォワードに限った話ではない。どのフォワード陣にとっても、ポジション争いは熾烈で、調子を崩せば他のフォワードがそのポジションを埋める。
ディオゴ・ジョッタは、ライバルたちとの競争を制して、毎週末に先発出場を飾れるのだろうか…!?