2020-21シーズンをもって、リバプールと契約満了。オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムは、バルセロナ移籍に近づいていたものの、パリ・サンジェルマンがより高い給与を提示し、スペインからフランスに新天地が変更された。
アンフィールドではサポーターからも愛され、クロップ・サッカーにも見事に適応。豊富なスタミナでピッチのあらゆる場所をカバーし、攻撃面においても強力フロントスリーを邪魔することなく、絶妙な連携で攻守両面で力を発揮。
237試合22得点16アシストを記録し、チャンピオンズリーグやプレミアリーグ制覇で重要な役割を果たしたが、条件面で折り合わずに契約延長交渉が決裂していた。元トッテナム・ホットスパーでプレーし、オランダ代表の常連でもあったラファエル・ファン・デル・ファールトは、同選手の移籍は失敗だったと断言している。
「ジョルジニオ・ワイナルドゥムは、パリ・サンジェルマン移籍というミスを犯した。」
「一方、ステフェン・ベルハイスはフェイエノールトからアヤックス加入という素晴らしい決断を下した。」
「いま、ジョルジニオ・ワイナルドゥムは正しい選択をすることがなぜ重要なのかを理解しているだろう。」
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いまや解任されたマウリシオ・ポチェッティーノ監督の熱烈アプローチでPSG加入を決断。リオネル・メッシやセルヒオ・ラモスらスター選手と同時期に入団し、大きな期待をもって加入当初こそスタメンの座を確保していたが、徐々にプレー時間が減っていく。
キリアン・エムバペやネイマールらとの相性もあり、リバプールで見せ付けていたほどのパフォーマンスに達することがなかった。直近のオランダ代表からも外れており、その存在感は日に日に薄れている。
冬の移籍市場のみならず、今夏にもプレミアリーグ復帰も取り沙汰されているが、具体的に動きを起こすクラブは現れていない。おそらく、パリ・サンジェルマンでの2シーズン目に突入する同選手だが、クリストフ・ガルティエ新監督の信頼を得なければならない。
また、実質的にチームの顔にもなったキリアン・エムバペのプレーに合わせることも求められそう。ジョルジニオ・ワイナルドゥムがどこまで活躍できるのか、そしてカタールW杯でオランダ代表に復活できるのか、注目していきたいところだ…