リバプールの中盤に負傷者が相次いでいる。フラム戦でハムストリングを痛めたスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは最大6週間の離脱が決まり、プレシーズンにはカーティス・ジョーンズやアレックス・オックスレイド＝チェンバレンらが離脱している。
今後も負傷者が続くようであれば、緊急補強もあり得るかもしれない。インテル・ミラノMFマルセロ・ブロゾヴィッチらの名前が報じられているものの、リバプールの補強プランは変わらない。来夏の移籍市場でイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得に乗り出す予定で、パニックバイはしないだろう。
こうした事態に陥る前にも関心が噂された、スポルティングに所属するポルトガル代表MFマテウス・ヌネスの名前も報じられている。熾烈な争奪戦が避けられないドルトムントMFの代替ターゲットとも言われる同ミッドフィルダーは、リバプールからの獲得オファーを待っているようだ。
葡『Correio da Manha』によれば、チャンピオンズリーグ出場や各大会で優勝を目指すポルトガル代表MFマテウス・ヌネスは、リバプールが獲得に向けて動き出すことを期待しており、同じくプレミアリーグで戦うウルヴァーハンプトン・ワンダラーズからの関心には見向きもしていない。
過去も現在も多くのポルトガル代表選手がプレーし、ポルトガル語を母語とするプレーヤーにとっては魅力的なクラブでもあるウルブス。初めてのイングランドサッカーに慣れるためにも最適なクラブとも言える。
ただし、スポルティングMFは直接トップクラブ加入を目指す。23歳と年齢的に若く、フィジカルも優れており、プレミアリーグでも長期的に活躍できる素地がある。ファビーニョの負担を軽減する意味でも、守備的ミッドフィルダーとしても振る舞え、ブラジル出身らしく足元の技術はホンモノだ。
ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョ、ナビ・ケイタ、ジェームズ・ミルナー、ハーヴェイ・エリオット、ファビオ・カルヴァーリョら中盤でプレー可能な選手は揃っており、現時点で同選手に全精力を傾ける可能性は低い。
ジュード・ベリンガムには高額な移籍金が必要であること、そしてジェームズ・ミルナーが来夏には退団する確率もある中、ポルトガル代表MFは現実的なターゲットになり得るだろう。
はたして、マテウス・ヌネスがアンフィールドでプレーする未来はやって来るのか…？