プレミアリーグ開幕節で最も意外な結果となったのが、フラム対リバプール。クレイヴン・コテージでのアウェイ戦だったが、圧倒的な実力差のリバプールが勝利を手に入れ、開幕戦を白星で飾るものと思われた。
ただし、フラムは試合開始から脅威的な運動量でアウェイチームから自由を奪う。前半は枠内シュートすら打たせず、1点差で折り返した。後半こそ途中出場で流れを変えたリバプールが同点に追いつき、逆転を目指していたものの、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクが珍しい軽率な守備でPKを献上。
モハメド・サラーの6シーズン連続開幕戦ゴールで、結果的には引き分け。ユルゲン・クロップ監督もパフォーマンスが低調だったことを認める中、元アーセナルFWイアン・ライトは想定を上回ったホームチームのプレーぶりに、リバプール陣営が動揺していたと指摘している。
「リバプールはおそらく、”ああ、こんな風に始まるんだろうな、そうなれば道が開けるし、俺たちも行けるだろう!” と思っていただろう。」
「ジョーダン・ヘンダーソンは完全に動揺し、危なっかしかった。チアゴ・アルカンタラも無茶をしたし、フィルジル・ファンダイクも少し落ち着かない様子だった。」
フラム戦の内容および結果を払拭し、次節クリスタルパレス戦では快適な勝利を掴みたい。まして、リバプールにとってホーム開幕戦で、大歓声の後押しで勝ち点 “3” をゲットしてくれることだろう…