昨季は大ブレイクのシーズンを過ごしたACミランFWラファエル・レオンは、チームの貴重な得点源として、全大会を通じて42試合14得点12アシストを記録。セリエAを代表する選手へ成長した元リールFWは、2021年10月にポルトガル代表デビューを飾っている。
恵まれた身体を活かした快速ウィンガーは、スペースがある時にこそ真価を発揮。囲まれても巧みなドリブルテクニックで密集を逃れ、サイドを抉り続ける。そこからゴールやアシストを供給し続け、ゴールに迫る。
伊『CalcioMercato』によれば、一気に評価を高めたポルトガル代表ウィンガーに対して、リバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーらプレミアリーグを引っ張る強豪クラブがこぞって関心を寄せており、争奪戦が展開されるかもしれないようだ。
ただし、本人はミラノで満足しており、昨季の活躍ぶりもあり、残留を強く願っているため、今夏での退団はないだろう。ACミランではレギュラーとして信頼を勝ち取っており、カタールW杯を控えたタイミングでの移籍はギャンブルになり得る。
加えて、契約解除条項として1億2900万ポンド(約180億円)が設定されていると伝えられており、潤沢な資金を有するプレミアリーグクラブでさえ手出しできない。
さらには、リバプールはウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス、マンチェスター・シティがノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、チェルシーはイングランド代表FWラヒーム・スターリングをそれぞれ獲得しており、現時点で最優先補強ポイントですらない。
23歳のACミラン所属ウィンガーが、今夏の移籍市場でチームを移る可能性はほぼない。ただし、来夏において、移籍金が値下げされた場合においては世界最高峰リーグへの挑戦が現実味を帯びてきても、なんら不思議はない。
はたして、ラファエル・レオンは今季さらなる成長を遂げ、イングランドにステップアップする未来はやってくるのだろか…?