プレミアリーグ開幕節、クレイヴン・コテージに乗り込んだリバプールはホームチームの雰囲気と運動量に圧倒された。試合開始早々から激しいプレッシングを繰り返し行い、リバプールに自由を与えずに、高い位置でボールを奪う。
後半こそ選手交代で流れを取り戻したかに見えたが、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクが珍しい判断ミス。PKを与えてしまった。ダルウィン・ヌニェスとモハメド・サラーのゴールで引き分けに持ち込んだが、負けていても文句は言えない試合だった。
契約満了となった今夏、新たに1年契約を締結した元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー。36歳ながらも熱量と運動量の高いプレーは健在で、今シーズンも終盤に投入されて試合を締める役割が期待される。加えて、様々なポジションをカバーできるユーティリティ性は貴重だ。
プレミアリーグ開幕戦を振り返った元マンチェスター・シティMFは、期待されている水準にレベルが達していなかった事実を認めた。今節アンフィールドで開催される、クリスタルパレスとの試合で巻き返しを狙っている。
「監督からの言葉でもあるが、パフォーマンスレベルが望んだようなものではなかったことは分かっている。」
「選手たちの間でも、もっとうまくやれること、どうすれば改善できるかを議論している。みんな家に帰って、自分たちのパフォーマンスも振り返るだろう。そのことを軽んじてはいけない。」
「自分たちに期待されているレベルも、自分たちが出すべきレベルも理解している。ドレッシングルームにいる選手たちほど、大きな批評家はいない。残念だけど、月曜日にはしっかりと立ち直ることができるだろう。」