セネガル代表FWサディオ・マネがチームを去り、日本代表FW南野拓実やベルギー代表FWディボク・オリギらバックアップメンバーも新天地を求め、攻撃陣が入れ替わったリバプール。新たに、ダルウィン・ヌニェスやファビオ・カルヴァーリョをチームに迎え入れた。
契約延長したモハメド・サラーやルイス・ディアス、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタらも健在な中、プレシーズンは若きアタッカー陣で最前線をテストすることも多かった。右ウイングにハーヴェイ・エリオット、中央にダルウィン・ヌニェス、左ウイングにファビオ・カルヴァーリョを配置。
平均年齢 “弱冠” 20歳と次世代を期待されるフロントスリーは、プレシーズンで印象的なパフォーマンスで起用に応えた。即戦力候補のウルグアイ代表FWは、コミュニティシールドやプレミアリーグ開幕戦で結果を残しており、スタメンに名を連ねる日も近そうだ。
イングランドU-21代表ミッドフィルダーも、フラムとの開幕戦ではチーム1点目の起点となり、モハメド・サラーのアシストをお膳立て。ファビオ・カルヴァーリョはまだプレー時間が短く、公式戦で大きなインパクトを残せていないが、ボールタッチはさすがの一言。
非凡な才能を持つ3人衆に期待を寄せるのは、なにも監督やサポーターだけではない。リバプールでの絶対的なキャプテンであり、数々のトロフィーを掲げてきたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンも絶賛の言葉を口にしており、ディオゴ・ジョッタを含めた攻撃陣の覚醒に太鼓判を押した。
「ダルウィン・ヌニェスには本当に感心している。彼はまだ若い選手だが、たくさんのポジティブなこと、良い側面を見ている。彼は前線に何か違うものを与えてくれると思う。」
「ディオゴ・ジョッタも同様に、今は怪我をしているが、彼も枠に入れるようにした。(ダルウィン・)ヌニェスやハーヴェイ・エリオット、ファビオ・カルヴァーリョもウイングとして、とてもよくやっているよ。」
TalkSPORT
ファビオ・カルヴァーリョは将来的にはインサイドハーフにコンバートされる可能性も高く、ハーヴェイ・エリオットも中盤での起用が多くなりそう。公式戦でどれだけ平均年齢20歳のフロントスリーを見れるかは未知数。
ただし、カップ戦などでは出場機会を得ることは確実で、どのポジションであれ、攻撃陣を牽引してくれることだろう。絶対的なフロントスリーの一角が崩れたことで、新たな時代に一歩踏み入れたリバプールにおいて、彼らの活躍が命運を握るかもしれない…