リバプールが怪我人の多さに悩まされている。プレミアリーグが開幕したばかりだが、チアゴ・アルカンタラやカーティス・ジョーンズ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらが負傷離脱し、最近になってギニア代表MFナビ・ケイタが仲間入り。
ただでさえ、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーが年齢を重ね、シーズンを通してのフル稼働が難しくなってきており、若手MFハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョらに過度の期待は禁物だ。
ゲーゲンプレスの生命線とも言える激しくも正確なプレッシングが機能せず、簡単に中盤を掻い潜られる場面も目立つ今季のリバプール。攻撃陣やセンターバックにも怪我人が出ており、中でもフォワード陣はサディオ・マネ退団に伴い攻撃力の低下が顕著。
ペナルティエリアに入り込む回数も明らかに少なく、モハメド・サラーは半ばマンツーマン・ディフェンスに苦労。その上で中盤があまり機能していないため、前線のカバーもできない。チグハグな展開が続く一方で、『The Athletic』カオイム・オニール記者は新たなミッドフィルダー獲得の可能性を仄めかした。
「もしリバプールにチアゴ、オックスレイド=チェンバレン、カーティス・ジョーンズ、ナビ・ケイタがいなければ、彼は新しい選手をチームに迎え入れたいと考えるだろう。中盤が欠けているように感じるからね。」
The Red Agenda
来夏にはボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得に動くことが確実視され、多額の移籍金を費やす予定。壮絶な争奪戦を勝ち抜かねばならないが、ピッチ全体をカバーでき、攻守両面で力を発揮するイングランド代表MFは是が非でも欲しい人材だ。
そのため、今夏に新たな選手を迎え入れるにも多くの資金を注入できない。ブライトンMFモイセス・カイセドが獲得候補としてメディアを賑わせているが、はたしてリバプールは締切迫る移籍市場において、新たな戦力獲得に漕ぎ着けるだろうか…?
そもそも移籍市場にふたたび舞い戻るかにも注目が集まっている…