開幕戦でチアゴ・アルカンタラがハムストリングを痛め、最近にはナビ・ケイタが負傷者リスト入り。プレシーズンではアレックス・オックスレイド=チェンバレンが負傷しており、いまだに復活できていない。
カーティス・ジョーンズがトレーニングに復帰し、ハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョの活躍により、少し緊急度が和らいだものの、新ミッドフィルダー探しは継続。ただ、移籍市場の締切が迫る中、リバプールにはムードが漂っている。
英『Sportsmail』によれば、ユルゲン・クロップ監督が希望する気持ちとは裏腹に、移籍マーケットが閉まる前にリバプールが新戦力を迎え入れる可能性は少なくなっているようだ。
リバプールは枚数を増やすためだけに移籍金を費やすつもりはなく、チャンピオンズリーグでもレギュラーを張れるほどの実力派を求めている。その条件に当てはまる選手はあまり存在せず、しかも残り数日と締切が迫っている中で、移籍を許容するクラブがない。
なお、同紙はフレンキー・デ・ヨングやモイセス・カイセド、サンダー・ベルゲら移籍候補として伝えられてきた選手たちについて噂に過ぎないと報じ、リバプールが彼らに関心を抱いている事実はないと否定している。
これにより、トップターゲットであるイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得に集中することになるであろう。今夏での退団はボルシア・ドルトムントが完全否定しており、来年の夏にレアル・マドリード含めたメガクラブとの争奪戦に挑む。
リバプール率いるユルゲン・クロップ監督は負傷者の多さからミッドフィルダー探しに動き出すことを会見で明確にし、同クラブはふたたび移籍マーケットに参戦していた。
「それ(移籍市場に対する姿勢)は変わった。この議論が始まったときから、私がミッドフィルダーは必要ないと言っていた張本人だ。そして今、ミッドフィルダーを探しに動き出す。あなたが正しくて、私が間違っていた。」
「それが現状だが、具体的なポイントに変わりはない。もし我々が何かをするのであれば、それは正しい選手でなければならない。」
「カーティス・ジョーンズが戻り、チアゴもそう遠くないうちに戻る。ディオゴ・ジョッタも近く戻るし、ジョエルは戻ってきた。それで状況は少し緩和されるし、逆に誰も(負傷者)リストに載らなければいいんだけどね。」
「でも、これからが本当に大変な時期だということは、全員がわかっている。ただ、この状況に対処するために、我々は変えることができないし、変えるつもりもない。だから、今この瞬間に私が発言すべきことは何もない。様子を見守ろう。」