移籍期限ギリギリでリバプールに加入した元バルセロナMFアルトゥール。ユベントスからのローン移籍で、契約期間は来年6月末まで。買取オプションは付いているものの、リバプールが行使する可能性は低そうだ。
中盤に負傷者が続出している同クラブは、直近のニューカッスル戦でもイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンを失った。最低でも2週間の離脱となるキャプテンの怪我も、リバプールがアルトゥール獲得にアクセルを踏む要因となった。
カーティス・ジョーンズが練習に戻ったこともあり、なんとか4選手を確保している状態だが、ハーヴェイ・エリオットやファビーニョは多くの試合に出ており、36歳ジェームズ・ミルナーもそれなりに試合をこなしている。
次節はエバートンとのマージーサイド・ダービー。激しい試合になること必至の試合で、新戦力MFの出場も示唆されていたものの、試合前日のプレスカンファレンスで質問に応じたユルゲン・クロップ監督は、エバートン戦には間に合わないが、チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節ナポリ戦には大丈夫だろうと述べている。
「何よりもまず、今回の移籍を本当にうれしく思っている。」
「私が持っている情報では、国際的な書類処理は明日まで行われないようだ。我々は彼が(来週の水曜日)ナポリ戦には間に合うことを望んでいる。」
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バルセロナ時代には高いレベルのサッカーを披露していたアルトゥールだが、ユベントス在籍時は負傷の影響もあり、本領を100%発揮することはできなかった。燻り続けたイタリア時代に終止符を打つためにも、イングランド・サッカー挑戦はキャリア転換のキッカケになるかもしれない。
クロップ監督は元バルセロナMFの能力を最大限評価し、サッカー選手として絶頂期を迎えていると主張。ユベントスとは異なるサッカーを嗜好するリバプールではうまくいくだろうと、楽観的な見解を口にした。
「彼は本当に良いサッカー選手だ。それは誰もが認めるところだろう。」
「彼はとてもエキサイティングなキャリアを歩んできたし、まだかなり若い。彼はサッカー選手として最高の年齢を迎えている。」
「リズムを与えることができるし、ボールの受け渡しがとても上手で、ボールを持っているときのスピードもある。ボールを持ったときも安心できる。それらはとても重要で、タイトなエリアでのプレーにも優れている。だからこそ、彼が好きなんだ。」
「なぜ、このような選手をレンタルに出せるのか?ユベントスでは100%うまくいかなかったが、ポテンシャルがまだあるのは確か。ポジティブに捉えているよ。」
「我々はユベントスとは明らかに違うプレーをするし、かなり合うとみんな思っていた。だからこそ嬉しいんだ。」
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