負傷離脱中のアレックス・オックスレイド=チェンバレンやナビ・ケイタは、2023年までの契約延長がまとまっておらず、来夏での退団が近づいている。ジェームズ・ミルナーとの1年契約も来年には切れ、ジョーダン・ヘンダーソンの衰えが目立ち始めた。
ハーヴェイ・エリオットの台頭で穴を埋めているが、毎試合のレギュラーにはもう1ランクのレベルアップが必要。カーティス・ジョーンズは伸び悩んでおり、スタメンの座を奪うには実力が不足している。
ファビーニョへの負担は多大で、年齢も30歳が視野に入ってきており、中盤の入れ替え時期が迫っている。大本命はドルトムントMFジュード・ベリンガムで、来夏の移籍市場で高額な金額を注ぎ込み、将来有望な若きミッドフィルダー獲得に乗り出すことは周知の事実。
ところが、1枚だけでは足りない。今夏にはユベントスから元ブラジル代表MFアルトゥールを加えたものの、短期的なオプション。”よほど” のパフォーマンスを見せれば買取オプション行使もあり得るが、現時点では確率は低いだろう。
そんな中盤の陣容において、ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドにも視線を向けている。この夏にも度々メディアを賑わせていたが、海外メディア『TERADEPORTES』によれば、リバプールは2度に渡り獲得オファーを提示し、カタールW杯以降でなければ交渉に応じないと拒絶されていたようだ。
Ecuadorian outlet @Teradeportes stated that Liverpool made a second offer for Moisés Caicedo in the final hour of the transfer window. Also they state Brighton said Liverpool will have to wait until after the World Cup but Liverpool will have priority in the transfer. pic.twitter.com/8IN4zJhatO
— DaveOCKOP (@DaveOCKOP) September 4, 2022
豊富な運動量でピッチ全体を動き回れ、年齢もまだ20歳。好調ブライトンで先発の座を掴んでおり、攻守両面で存在感を発揮している。ジョーダン・ヘンダーソンよりも、ジョルジニオ・ワイナルドゥムにも近いプレースタイルで、その評価は急上昇中だ。
リバプールが依然として獲得に興味を示しており、早ければ来年の1月にでも動くかもしれない。ワールドカップでのパフォーマンスによっては評価額の大幅なアップが見込まれ、金額次第では別のターゲットが急浮上してくる可能性もある。
いずれにしても、ヘンダーソンやチアゴ、ファビーニョら主力組が “アラサー” で、一時代の終焉が刻一刻と近づいている。エリオットやファビオ・カルヴァーリョら次世代のエース候補らとリバプールの未来を作る、そのチーム中にエクアドル代表MFは含まれているのだろうか…?