プレミアリーグが開幕して以来、本調子になり切れないリバプール。昨シーズンは最終日までマンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げ、国内リーグ2冠を達成。チャンピオンズリーグでも決勝まで駒を進め、相当な試合数をこなした。
夏休み期間にはネーションズリーグが開催され、代表選手たちは疲労困憊の中、ワールドカップやEUROに劣る大会を戦い抜いた。その影響なのか、または年齢のせいなのか、はたまた燃え尽き症候群なのか、毎試合のように身体が重そうだ。
先日に開幕したチャンピオンズリーグでもその調子を引きずり、グループステージ初戦ナポリとの試合は散々な結果に終わった。試合開始早々から失点を許し、最終的には4失点。もっと取られていてもおかしくなかった試合展開に、負傷者だけを言い訳にできないレベルに達している。
内容は決して良くなく、ナポリがホームの歓声を武器に昨季の決勝進出チームを叩きのめした。過去にACミランやレアル・マドリードでチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた元オランダ代表MFクラレンス・セードルフは、悪いチーム事情にも関わらず、ブラジル代表に復帰したリバプールFWロベルト・フィルミーノの有能性を解説した。
「ディエゴ・マラドーナは、ここは散歩に来るようなところではないことをすぐに理解させ、リバプールの選手たちもそれを理解していると思う。」
「私はいつも（ロベルト・）フィルミーノをチームに入れる。レアル・マドリーの（カリム・）ベンゼマに似たところがあり、近年のリバプールは成功を収めた。」
「彼は少し深い位置でプレーする方法を知っているし、ウイングに入ることもできる。チームが何を必要としているかを読み取れる “9番” で、クロップ監督は（ダルウィン・）ヌニェスの加入にもかかわらず、今シーズンは彼により集中するだろう。」
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アーセナルで躍動するガブリエウ・ジェズスらを抑えて、ブラジル代表に選出された。まだ最終メンバーに残るかは不透明だが、センターフォワードとして他に類を見ないプレースタイルは、サッカー王国においても貴重な存在であることを示した。
コンディションさえ整えば、まだまだトップレベルで実力を発揮できる。今シーズンはすでに3得点を挙げており、どんな選手とも合わせられる特異な能力で、攻撃陣も低調な戦いぶりが続くリバプールのアタッカー陣を改善させる中心人物になってくれる…と期待したい…！