昨シーズン冬の移籍市場でリバプール加入が迫り、この夏に正式加入が決定したポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョ。幼い頃にポルトガルから家族でイングランドに移住したこともあり、英語は母語レベル。ポルトガル語も問題なく、フラム時代の仲間ハーヴェイ・エリオットも在籍しており、すんなりとチームに馴染んだ。
イングランド勢とラテン系の両グループに馴染んでおり、末っ子として可愛がられている印象もある。ブラジル人グループの最年長で、代表に復帰したロベルト・フィルミーノは若き元フラムMFの能力を絶賛しつつ、現チームでの関係性について告白している。
「彼は素晴らしい選手だよ。正直に言えば、彼がリバプールに来る前に何試合か見ていて、すでに彼のプレーに感銘を受けていたんだ。」
「彼はスターであり、偉大な選手であり、そして今はとても親しい友人でもある。アシストやゴール、そしてピッチ上でのキャラクターで、僕らを大いに助けてくれるだろう。」
Noticias Ao Minuto
なかなかチームの成績が上がらずに、難しいスタートを切っているリバプール。ファビオ・カルヴァーリョも難しいデビューを余儀なくされているが、大量得点したボーンマスで初得点を記録すると、ニューカッスル戦では劇的ゴールで勝利を掴んだ。
左ウイングやインサイドハーフでの起用が続き、最適なポジションを探っている状態。エバートンとのマージーサイド・ダービーでは初スタメンで出場したものの、前半のうちに負傷し、ハーフタイムで交代せざるを得なかった。
それでも大きなポテンシャルを示しつつあるポルトガルU-21代表MFは、次世代のリバプールを担ってくれるだろう。特に引かれた相手に苦戦することも多いリバプールだけに、ペナルティエリア付近でのドリブルやパスでディフェンスを崩す起点になってくれることを期待したい…