中盤に負傷者が続出し、開幕戦でチアゴ・アルカンタラを失い、体調不良から復活したナビ・ケイタも中長期離脱が確定。移籍市場の締切が迫っていた中だが、リバプールが新たなミッドフィルダー探しのためにも、移籍マーケットに舞い戻った。
モイセス・カイセド(ブライトン)やコンラート・ライマー(RBライプツィヒ)らに関心を寄せたものの、後釜を確保できないクラブから交渉すらも拒否され、ユベントスで構想外となっていた元バルセロナMFアルトゥールをレンタルで迎え入れるに留まった。
他に噂されていたターゲットからすれば、走力や運動量が劣るものの、チアゴのようなパスやテクニックを有しており、バルセロナ時代の輝きを取り戻せられれば、付随している買取オプション行使も検討されることだろう。
そんな状況にも関わらず、イタリアから届いた報道によれば、リバプールが同選手とのローン移籍を早めに終わらせ、来年1月にもユベントスに戻すのではないかというもの。トップチームで出場するために急ピッチでコンディションを整えている段階であり、驚きをもって受け止められた。
しかし、移籍事情に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は上記のニュースを完全否定し、元ブラジル代表MFはリズムを取り戻すためのトレーニングに一生懸命に取り組んでいると伝えている。
Liverpool are not planning to send Arthur Melo back to Juve in January, despite rumours coming from Italy. Arthur is working hard to find the best condition. 🔴🇧🇷 #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) September 16, 2022
Stories have been denied on both club and player side — Arthur, 100% focused on Liverpool. pic.twitter.com/APnkTxaukR
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらが戻ってくる可能性はあるが、どちらとも違うタイプの選手で、どちらも負傷癖から回復できずにまた離脱するかもしれない。
クロップ・サッカーを遂行するためにはミッドフィルダーの質は試合を決める重要なファクターであり、体力的な負担も多い。キャプテンと副キャプテンがともに衰えが目立つシーズン序盤だけに、最終日に獲得した選手をみすみす手放すことはないはずだ…