コロナ禍真っ只中の2020年の夏に、バイエルン・ミュンヘンからリバプール加入。半年間はコロナ感染と負傷により出場がままならなかったが、シーズンの後半戦からは実力を見せ付け、とくにファビーニョとのコンビで中盤を相手を圧倒し続けるスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。
魔法のようなテクニックとビジョンで、数々のチャンスを演出。クロップ監督のもとで、前線からの守備にも磨きをかけ、的確でタイミングの良いプレッシングで相手の攻撃を封じる役割もこなし、いまやチームに欠かせない存在となっている。
英語の話せないダルウィン・ヌニェスやルイス・ディアスにとっては良い兄貴的存在で、モハメド・サラーやコスタス・ツィミカスとも仲良し。負傷で離脱することも多いが、おおむね順風満帆なリバプール生活を送っている同選手は、その家族もリバプールが大好きになっている事実を明かしている。
「まさに僕のチームだ。選手としてだけでなく、ファンのひとりでもある。僕の家族もここにいて、もうウルトラ “リバプール” ファンなんだ。」
「だから最終的には家族のような関係を築いて、お互いに助け合おうとするんだよ。」
TNT Sports
ピッチ上でのプレーだけではなく、精神的な支柱としても役割を果たす元バルセロナMF。イングランド生活にも見事に馴染んだ妻や2人の子供たちとともに、過渡期にあるリバプールを支え続け、次世代への橋渡しとなってくれることだろう…