ジョーダン・ヘンダーソンは年齢から負傷回数が増え、ピッチ上でも依然のような圧倒的なプレーぶりを見せられない。ジェームズ・ミルナーも年齢の影響を強く受け、今シーズンは明らかにパフォーマンスレベルが低下。
中堅どころのアレックス・オックスレイド=チェンバレンやナビ・ケイタらは負傷癖が抜けずに、今季もシーズン序盤から戦線離脱。チャンピオンズリーグの選考メンバーからも漏れており、さらには契約満了まで1年を切っていることもあり、チーム内での求心力は低下気味だ。
ハーヴェイ・エリオットが怪我なく安定したプレーを披露しているものの、ファビーニョへの負担は大きく、チアゴ・アルカンタラがいるいないでチームの出来に差異が出る。ローテーションを回すに回せない状態のリバプールには、新たなミッドフィルダーは絶対的に必要なピースとなる。
ドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得に動くことは周知の事実。さらに1〜2枚以上ミッドフィルダーを迎え入れたいリバプールに対して、かつて右サイドバックとして攻守両面で存在感を放った元イングランド代表DFグレン・ジョンソンが、下位に沈むレスター・シティMFユーリ・ティーレマンス獲得を検討すべきと持論を展開した。
「私なら彼の獲得を絶対に検討する。もし、いま確保した方が安全で、少額の移籍金で済むなら獲得に乗り出すだろう。他のクラブにタダで彼との契約を結ぶようなリスクは冒さない。どのチームにも比較的簡単に溶け込めるような選手だと思う。」
Betting Odds
昨夏にはリバプール移籍の噂が頻繁にメディアを賑わせたが、この夏は専らアーセナル移籍が取り沙汰された。2年連続で移籍の噂が過熱した同選手だが、結局は残留。来夏には契約満了となり、フリーでの移籍が可能に。
現在のチーム状況もあり、契約更新の可能性は少ない。ステップアップのためにも上位フィニッシュが狙えるチーム移籍は当然の流れで、契約満了に伴う退団が刻一刻と近づいている。
また、この夏の移籍マーケットで古巣クラブが関心を寄せたアストン・ヴィラMFドウグラス・ルイス獲得も良い選択肢のひとつと評価し、割安で獲得できるのであれば補強すべきだろうと語っている。
「彼もまた良い選手のひとりだ。リバプールはおそらく中盤に2、3人の選手が必要で、プレミアリーグでの経験がある選手を比較的安く、あるいは無料で獲得できるのであれば、それは当然良いことだね。」
Betting Odds
移籍期限ギリギリで声をかけたものの、選手本人はアーセナル移籍を希望したため、交渉がまとまらなかったとも。リバプールにとって優先度は低く、この冬もしくは来夏にふたたび獲得に向けて動き出すとは思えない。
いずれにしても、複数のミッドフィルダーを迎え入れ、中盤の世代交代を進めたいリバプール。大本命ジュード・ベリンガムを手中に収められるか、またそれ以外でチームに加わる選手は誰になるのか、今後も注目が集まる…