オランダからやってきた若きDFセップ・ファン・デン・ベルフは、フィルジル・ファンダイクやジョエル・マティプら世界的なセンターバックが集うリバプールではレギュラーを確保できずに、2021年2月からは約1年半に渡り、プレストン・ノースエンドで多くの試合でピッチに立ってきた。
本職ではなく右サイドバックやウイングバックとしても起用され、プレーの幅を広げたオランダU-21代表DFは、今季のプレシーズンではトップチームに帯同し、怪我人が続出したチーム状況からプレミアリーグでもベンチ入りを果たした。
しかし、ジョー・ゴメスがファンダイクの相棒を務め、序列では前にナサニエル・フィリップスがいる状況において、ピッチに出てプレーする機会には恵まれず、ブンデスリーガに復帰したシャルケに1年間のレンタル移籍が決定。
加入から全試合でスタメン出場を果たし、日本代表DF吉田麻也とのパートナーシップで出場した試合に関してはクリーンシートこそないが、1失点のみに抑えている。プレストンでの武者修行が役立っており、チャンピオンシップよりもレベルの高いドイツリーグを希望していたと、ファン・デン・ベルフは明かした。
「この1年半、プレストンでは多くの経験を積むことができた。僕の腕を見てよ!筋肉量だけで、10キロは増えたんだ。」
「もう1年チャンピオンシップにいることは、僕の希望ではなかった。バーンリーとも話したが、やはりもう一歩上を目指したかった。ブンデスリーガが僕の希望だったんだよ。」
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バーンリーやシャルケ以外にも関心を寄せられていたとも伝えられ、結果的にはシャルケを選んだ。ドイツでさらなる高いレベルでのサッカーに身を投じることで、選手としてさらなる成長を手に入れられるはず。
過去数シーズンに渡り、レンタルでの生活が続いている。それでも、オランダU-21代表DFにとっては、リバプールで名を上げることが目的であることに変わりないようだ。
「僕の夢はそこ(リバプール)で成功することに変わりはない。幸いなことに、僕は1年半以上、すべての試合に出場している。」
「昨シーズンは、オランダのジュニアユースも含めて、ほぼ60試合に出場した。1試合休んだけどね。調子は良くて、今シーズンがとても重要だ。」
「正直なところ、プレシーズンの時点ですでにレンタルされることは分かっていた。リバプールでプレーできるチャンスは、もちろん少ないからね。」
「今シーズンのプレミアリーグで4試合もベンチ入りできたのは良かった。でも、プレーしている時が一番勉強になるんだ。」
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