2020年8月にオリンピアコスからリバプールに加入したギリシャ代表DFコスタス・ツィミカス。初年度こそ新型コロナ感染や負傷により出場機会は制限され、持っている実力の半分も披露できなかった。
しかし、2年目以降は本領発揮。正確なクロスや豊富な運動量でアップダウンを繰り返し、気持ちを全面に出したプレーぶりはファンたちの心を掴んだ。時期によっては、アンディ・ロバートソンを凌ぐパフォーマンスで、人気は日に日に高まり続けている。
ピッチ外でも明るいキャラクターで慕われ、モハメド・サラーやチアゴ・アルカンタラとも仲良し。まさに愛されキャラになったギリシャ代表ディフェンダーには “Greek Scouser” という愛称で呼ばれている。キッカケは自らがSNSに投稿した内容で、投稿に至った背景を今回カミングアウトした。
「練習場のジムで友人のフィットネスコーチと一緒にいたら、”お前はギリシャのスカウサー(Greek Scouser)だ!” って言われたんだ。で、正直、すごく気に入ったんだよ。」
「それでインスタグラムに投稿したら、それ以降は自分の名前になった。自動的にね!」
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スコットランド代表にも劣らない高いレベルでのプレーにも関わらず、同選手には長い間、応援チャントがなかった。とある企画では、自分のチャントがないことを主張するシーンもあり、それが影響したのかわからないが、新たにチャントが作成された。
世界的な名曲 “ABBA – Gimme Gimme Gimme” の曲調を用いた応援チャントは、ツィミカスも大満足。純粋に嬉しいと語りつつも、アンフィールドで大音量のチャントを聞く機会を待ち望んでいるようだ。
「とっても嬉しいんだ。」
「でも、まだスタジアムで本当に聞いたことがないので、アンフィールドでファンから聞くのがとても楽しみなんだ!」
「歌詞は、ABBAの “Gimme Gimme Gimme” の曲に乗せて、”ツィミ、ツィミ、ツィミ、あぁコスタス・ツィミカス、パスポートにはギリシャ人と書いてあるが、我々は彼が “スカウス” だと知っている!” って言っているんだ。」
「ツィミ、ツィミ、ツィミ “の方が原曲よりいいと思う。それはとてもとても嬉しいことで、リバプールでの時間がより特別なものになったよ。」
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