2016年にニューカッスルからリバプールに加入したオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム。激しいプレッシングを行う中盤の一角を担い、シーズンを通して怪我なくチームに貢献し続け、チャンピオンズリーグやプレミアリーグ制覇を達成。
ただし、新たなチャレンジや給与アップを求めた同ミッドフィルダーは、リバプールと契約更新が進まず。2021年6月末で契約満了となり、事前の予想通りバルセロナ移籍に迫っていたが、最終的にはより高額の給与を提示したパリ・サンジェルマンに加入した。
リオネル・メッシらと華々しいセレモニーで迎えられたものの、マウリシオ・ポチェッティーノ前指揮官のもとで徐々に信頼を失い、中盤での序列が下がり続けた。今夏もレナト・サンチェスカルロス・ソレールら毎年恒例となった大金での補強。居場所を失ったオランダ代表MFは、イタリアに新天地を求め、1年間のレンタルでASローマに移籍していた。
加入直後に負傷してしまい、長期離脱が決定した同選手。1シーズン前にバルセロナ移籍が決まらなかった背景について、ロナルド・クーマン元バルセロナ監督が口を開き、移籍が成立しなかった理由は会長にあると、同会長を非難している。
「私はバルセロナで（ジョルジニオ・）ワイナルドゥムと契約しようとしたが、会長が選手を連れてくることよりも私を困らせることを望み、（獲得に）失敗した。」
「そのために作戦が遅れ、彼はパリ・サンジェルマンを選んだ。そうでなければ、彼はバルセロナでプレーしていただろう。」
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オランダ代表を率い、相思相愛関係になったクーマン監督とワイナルドゥム。クーマン監督も成績不振からすでに解任されており、バルセロナに移籍したとしても活躍できていたかは未知数。
同国代表FWメンフィス・デパイやMFフレンキー・デヨングらを、この夏の移籍市場において放出しようとしていたバルセロナだけに、PSG同様に1年での退団になっていた可能性もある。
いずれにしても、不本意なシーズンを覆し、ローマで新たに輝かしいキャリアを見せ付けられるか。また、ロナルド・クーマン監督は今後どこかのクラブを指揮することはあるのだろうか…？