2016年にサウサンプトンからリバプールに加入したセネガル代表FWサディオ・マネ。ロベルト・フィルミーノやモハメド・サラーと世界屈指のフロントスリーを形成。269試合120ゴールと脅威的な数字を残し、セネガル代表でも91試合で33ゴールを挙げている。
リバプールではチャンピオンズリーグやプレミアリーグ、FAカップ、リーグカップなど主要タイトルを勝ち取り、新たなチャレンジを求めてドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに移籍。リバプールは代わりにウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを加え、フロントスリー時代が終焉した。
リバプールで3年間プレーしたセネガル代表の先輩MFサリフ・ディアオは、同国の後輩が新たな道を進んだ背景を推測。ファンがどうこうではなく、監督の関係が移籍志願の決め手になったと、独自の見解を述べた。
「彼は数年ここに在籍しており、ある時点で、アンフィールドでは自分が本当に必要としている “愛” がないと悟ったのだと思う。」
「ファンのことではなく、彼にとっては監督との関係が大きかったと思う。」
「だから彼は新しい挑戦をしようと決めたんだ。トップ選手として、トップクラブに4~5年間プレーし、新しい挑戦に進むのは良いことだと思うよ。」
Liverpool ECHO
毎試合のようにレギュラー出場し、数多くの得点を沈め続けた同選手だが、どうしてもエジプト代表FWモハメド・サラーの存在を超えられない。決定的な仕事をしても、チーム内でNo.1になれず、たびたびベンチに下がった際に不満を表すシーンもあった。
ピッチ上での出来事であり、メディアは不仲説を煽ったものの、ユルゲン・クロップ監督は全面否定。多少なりともエジプシャン・キングが優先されている感はあり、それが微々たる影響を及ぼしていても不思議はない。
それでも、人格者のマネだけに、そんな些細なことで移籍を決めるとは思えない。最大の理由は数々のタイトルを手中に収めてしまい、また違ったチームでタイトルにチャレンジしたい…サッカー選手としてポジティブなものであると信じたい…