RBライプツィヒではブンデスリーガを代表するミッドフィルダーとして評価を高め、ユルゲン・クロップ監督に請われる形で、2018年にリバプール加入を果たしたのがギニア代表MFナビ・ケイタ。独特なリズムでのドリブルやパスで、コンディションさえ整えばリーグで屈指のプレーぶりを披露。
しかし、毎シーズンのように負傷で中長期離脱。試合に出て、コンディションが整ってきたと思ったら怪我で離脱する。シーズンを通しての活躍を見せることなく、チアゴ・アルカンタラ加入の影響も受け、満足のいく出場機会を得られていない。
自業自得と言えばそれまでだが、ファーストチームでのプレー時間を増やしたい同ミッドフィルダーは、出場機会の確約を求めている。現在もハムストリングを負傷しているものの、リバプールは2023年6月で契約満了となる同選手との契約延長を希望し続けている。
来夏にはうまくいけば、イングランド代表MFジュード・ベリンガムに加えて、もう1枚くらい世界レベルの中盤が加入するリバプールにおいて、プレー時間の確保を約束することは難しい。そうした状況からか、独『BILD Sport』クリスチャン・フォルク氏によれば、ギニア代表MFは来年1月までは契約更新に向けた話し合いは行うつもりはないようだ。
TRUE✅ Naby Keita won‘t Talk with @liverpoolfc about a new contract before january #EnglischeWoche @BILD_Sport pic.twitter.com/C8OzUGj24j
— Christian Falk (@cfbayern) October 5, 2022
ドイツ方面からは、ボルシア・ドルトムントがフリーでの獲得を狙っているとも言われ、1月になれば自由に移籍交渉が行えるため、他のクラブの話を聞きつつもリバプールとの交渉を優位に進めたいという意向なのだろう。
しかし、個人的にはシーズンでの活躍を計算できず、最高のプレーを披露する試合は数少ない選手に固執するのは得策ではないと思う。中盤の枚数を確保する目的では必要な選手かもしれないが、チームを引っ張るという意味合いではハーヴェイ・エリオットらに経験を積まさせることが先決。
それよりも、同じくフリーで退団濃厚なRBライプツィヒMFコンラート・ライマーのように、安価で獲得できるかもしれない選手たちとの交渉に力を注ぐべきだろう…