昨シーズンは4冠を目指し戦ったリバプール。リーグカップとFAカップを制したものの、プレミアリーグではマンチェスター・シティが大逆転で優勝を成し遂げ、チャンピオンズリーグではレアル・マドリードの前に惜しくも敗戦。最終的には2冠に終わった。
シーズンも終了するとビッグニュースが飛び込んできた。セネガル代表FWサディオ・マネが退団を希望し、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに移籍。リバプールは新たにウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得したものの、元サウサンプトンFWの不在を感じさせるシーズン序盤戦になっている。
2022年の冬にポルトからアンフィールドに活躍の場を移したコロンビア代表FWルイス・ディアス。すぐさまプレミアリーグに適応すると、半年間に渡りサディオ・マネと一緒にプレー。元ポルトFWは、そんな重要な選手が去った直後のチームの様子を明かした。
「チームはガックリしていたよ。」
「明らかに彼はどのクラブでも惜しまれる選手だ。彼はビッグクラブに行き、自分の目標を達成するために働いているね。」
TNT Sports Brasil
ウルグアイ代表FWはクロップ・サッカーやプレミアリーグに慣れるまで時間がかかりそう。ロベルト・フィルミーノが復調基調にあり、ディオゴ・ジョッタも周りとの連携を促すような動きで攻撃陣を活性化。ポジティブな要素もあるが、チームとして結果が出ているとまでは言いにくい。
フォワード陣に限らず、100%のパフォーマンスを披露できていないリバプール。ボーンマスみたいな圧倒的なプレーぶりを見せ付ける一方で、数多くの先制点を許しており、勝ち越したとしても同点に追いつかれる展開が続く。
それでも、ユルゲン・クロップ監督や選手たちの実力は確か。昨シーズンの疲労感や精神的な落ち込みを克服さえできれば、セネガル代表のエースがいなくても、過去数シーズンに渡り披露していた通りの “抜きん出た” プレーで応えてくれる…と信じてやまない…