プレシーズンから怪我人に悩まされ続け、主力が年齢の影響からかパフォーマンス低下。本来のプレーぶりが鳴りを潜めるリバプールは、来夏にはイングランド代表MFジュード・ベリンガム獲得を狙っており、本格的にチームの入れ替えに乗り出す予定だ。
中盤のみならず、低調なパフォーマンスに終始する選手が多い今シーズン。チームの状況を転換させるためにも、この冬にも大型補強に乗り出す可能性すらある台所事情において、リバプールが誇るスカウトチームの視線はトルコに向けられている。
海外メディア『Fanatik』によれば、リバプールはコンヤスポル相手に勝利を収めたガラタサライの試合にスカウトを送っており、DFビクトル・ネルソンやDFサシャ・ボエ、FWユヌス・アクギュン、FWケレム・アクトゥルコールと4選手のプレーを確認した模様。
ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクが31歳とキャリアのピークを過ぎ、ジョー・ゴメスやイブラヒマ・コナテらとともに次世代のセンターバック陣を形成するためにも、デンマーク代表DFビクトル・ネルソンが候補になっているのだろう。
右サイドバックを主戦場としてプレーするガラタサライDFサシャ・ボエは、守備の脆さが指摘され続けるトレント・アレクサンダー=アーノルドや若きDFカルヴィン・ラムゼイとのポジション争いを活性化させる目的と推察。
攻撃的な選手であるFWユヌス・アクギュンとFWケレム・アクトゥルコールは、今季復調を遂げているロベルト・フィルミーノや苦戦しているモハメド・サラーの後継者になり得るかもしれない。
まだまだスカウティングの途中であり、今すぐに獲得に乗り出すわけではない。他の選手たちとの比較で、本当に候補になり得る人材なのか見極める作業が今後入る。いずれも20代前半で、即戦力候補だが、トルコリーグとプレミアリーグとのレベルの違いは非常に大きく、すぐに活躍できるかは未知数。
はたして、リバプールは東ヨーロッパと西アジアにまたがる国からチームを蘇らせるほどの選手を発掘できるのだろうか…?