プレシーズンから負傷者が相次いだリバプールは、徐々に復活する選手が増え、ローテーションを活用して長くタフなシーズンを戦えるかに見えた。ところが、怪我人がふたたび増え始めており、ユルゲン・クロップ監督を悩ませ続けている。
直近では、ルイス・ディアスが数ヶ月間の離脱が確定。ジョエル・マティプも数週間の離脱で、アーセナル戦で復帰したイブラヒマ・コナテもマンチェスター・シティ戦では再離脱。アルトゥールもコンディションが整う前に怪我で手術を余儀なくされ、ディオゴ・ジョッタも…今後もギリギリの戦いを強いられそうだ。
ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンも長く戦線を離れており、本調子に戻るまでに時間がかかる。カーティス・ジョーンズは復帰したが、スタメンを任せるほどの活躍ぶりを披露できておらず、あくまでチームメンバーの位置付け。
中盤強化は喫緊の課題であり、イングランド代表MFジュード・ベリンガムが大本命。争奪戦は熾烈を極めるため、他にもターゲットは多く報道されているが、あくまでドルトムントに所属する若きミッドフィルダーの一本取りを狙っている。
一方で、ケイタやチェンバレン、ミルナーらとの契約が今シーズンで終了。契約延長されるかは未知数で、イングランド代表MF以外にも最低でももう1枚獲得するのが望ましい。
西『Fichajes』によると、この夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッド移籍が取り沙汰されたオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングに対して、リバプールが関心を示している。
財政的には苦しいはずのバルセロナは、未来を売ることで多額資金を確保。ポーランド代表ロベルト・レヴァンドフスキやブラジル代表FWハフィーニャらを加え、フリーでも多くの選手を獲得し、大幅な戦力アップを成し遂げた。
しかし、チャンピオンズリーグでグループリーグ敗退の危機に瀕している。突破するしないで賞金も大きく変わるため、もしも敗退した場合には主力の売却が避けられないとも報じられており、その筆頭がオーナー陣が売却したがっているオランダ代表ミッドフィルダーだ。
若きMFペドリやガビらが成長著しく、スペイン代表でも常連。同国代表MFセルヒオ・ブスケツがアンカーを務め、デ・ヨングですらスタメンの確保は難しい。環境的にも望まれた残留とは言い切れず、不満を抱いていても不思議はない。
この夏には頑なに残留を希望していた元アヤックスMFだが、リバプールやマンチェスター・ユナイテッド含め、プレミアリーグに上陸する未来はやってくるのだろうか…?