サッカー界を席巻したフロントスリーは、この夏にセネガル代表FWサディオ・マネが退団し解体された。ブラジル代表ロベルト・フィルミーノやエジプト代表FWモハメド・サラーもともに30歳を超えており、世代交代を視野に入れなければならない。
ルイス・ディアスやディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、ファビオ・カルヴァーリョらに加わる選手は誰になるのか。カマル・ディーン・スレマナやアンドレアス・シェルデルップらの名前がメディアを賑わせ、アカデミーではベン・ドークらが毎試合のようにゴールを決めてアピールしている。
そんな候補者リストに新たな選手が加わった。海外メディア『Football Insider』によれば、ドルトムントに所属する弱冠17歳FWユスファ・ムココに関心を寄せているようだ。ユース時代から圧倒的なゴール数で注目され続け、今季は途中出場が多いものの、トップチームで15試合3ゴール4アシストを記録している。
17歳とは到底思えないほどにキレッキレのドリブルに、無理の効く身体能力。高い決定力も兼ね備えており、ペナルティエリア内では脅威になり続ける。ドイツU-21代表としても活躍しており、5試合で6ゴールと、さすがの決定率を誇る。
同紙によれば、レアル・マドリードやバルセロナ、パリ・サンジェルマンらメガクラブらも関心を抱いており、今夏の移籍市場でマンチェスター・シティに移籍したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに続き、世界的な若きストライカーとして高額な金額とともに近い将来に移籍する可能性もあり得る。
とはいえ、まずはドルトムントでレギュラーを掴むことが至上命題であり、移籍は二の次。サッカー界を代表するかもしれない逸材だけに、どのクラブも喉から手が出るほど欲しい人材。ステップアップをする時期は、最低でも2シーズン後くらいだろう…