リバプールが中盤の世代交代を必要しているのは、誰の目にも明らかだ。ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラが30歳を超えており、ファビーニョもアラサー。ジェームズ・ミルナーも運動量の衰えは隠せず、今シーズンで契約が切れるため、そのまま退団もあり得る。
次の世代を担うべきナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらは共に負傷癖が治らず、契約も来年夏まで。現状のままで行けば、両選手ともフリートランスファーでの退団が濃厚で、ハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョらがいるとは言えども喫緊の課題。
イングランド代表MFジュード・ベリンガムがトップターゲットであることは周知の事実であり、多額の移籍金を支払う準備を進めている。そんな中で、同じくイングランド代表でスタメンを張るウェストハムMFデクラン・ライスにも関心を強めるとの噂が駆け巡った。
両選手とも異次元の移籍金を要求されるため、ダブル獲りは現実的ではない。しかし、スリーライオンズの一員として活躍した過去を持つGKポール・ロビンソンは、リバプールが世界でもトップランクのクラブであるならば、イングランドを引っ張る若きミッドフィルダーを無理してでも獲得すべきだと主張している。
「リバプールがヨーロッパのメガクラブであるなら、2人と契約するべきだ。2人ともうまくフィットするはずだよ。」
「リバプールが苦戦しているエリア(中盤)だしね。」
「ライスとベリンガムの両方を獲得するのは金銭的に難しいだろうが、私が思うに、それは支払うに値する代償だろう。2人はこれからベストシーズンを迎える素晴らしい選手だよ。」
Football Insider
マンチェスター・シティやチェルシー、レアル・マドリードら資金力も潤沢なメガクラブらも狙う両選手。大本命ジュード・ベリンガムをアンフィールドに迎えられるだけでも大成功だが、ウェストハムのキャプテンまでとなれば、最高級の補強となり得る。
それでも、やっぱり現実になるとは思えない。まずは、しっかりとドルトムントMFを獲得し、もう少し移籍金の安いミッドフィルダーの2枚獲りを実現させたい。はたして、リバプールは新章に向けた歩みを進められるだろうか…?