今シーズンも負傷癖が抜けずに、コミュニティ・シールドでの出場のみに留まっているリバプールMFナビ・ケイタ。昨シーズンこそ40試合で出番を得ており、シーズンを通して活躍していただけに残念なシーズン序盤戦となっている。
この夏には契約延長に向けた交渉を開始するかに思えたが、同選手と代理人が交渉を拒否しているとも言われており、他クラブと自由に交渉できるようになる2023年1月まで新契約締結はなさそう。加えて、出場機会に不満を抱いているとも噂されており、退団の可能性が日に日に高まっている。
かつてプレーしていたブンデスリーガからはボルシア・ドルトムント、スペインからバルセロナの名前が取り沙汰される中、昨季セリエAを制したACミランもギニア代表MFの動向を追っており、フリートランスファーでの獲得のチャンスを伺っていると、海外メディア『Fichajes』が報じている。
怪我が多く、RBライプツィヒ時代のパフォーマンスを見せる試合は数少ない。コンディションを取り戻したと思った矢先に怪我を繰り返しているにも関わらず、チームを率いるユルゲン・クロップ監督からの信頼は厚い。
ドイツ人指揮官は同ミッドフィルダーとの契約延長を熱望。ジョーダン・ヘンダーソンやチアゴ・アルカンタラらベテラン勢が年齢に逆らえず、ハーヴェイ・エリオットやファビオ・カルヴァーリョら20歳前後の若手選手らには経験値が必要なため、キャリアのピークを迎える元RBライプツィヒMFにかかる期待は大きい。
移籍金なしで手放すのは惜しいが、負傷だらけで計算できない選手だけに、個人的には放出してしまうのが良いと思ってしまう。トレーニングや起用方法などが影響している点もあるが、怪我の多さは本人にも責任がある。
そうした中で出場機会を求める姿勢や交渉を引っ張り続ける代理人…と残留したとしても良い影響を及ぼすことはなさそう。クロップ監督はお気に入りを見放し、新たなミッドフィルダー探しに注力すべきだろう…