過去数シーズンに渡り、リバプールのディフェンスラインを支え続けたオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクと元カメルーン代表DFジョエル・マティプは共に31歳を迎え、これから急成長は見込めない。
未来のディフェンスリーダーとして期待された元チャールトンDFジョー・ゴメスは出場機会の確保に苦戦し、現時点では4番手まで序列が下がっている。最近では右サイドバックでのプレーも多く、センターバックとしてはこれから急激に化ける可能性が低いと言わざるを得ない。
ジョー・ゴメスに代わり未来のリーダー候補として期待されるのが、フランス代表にも選出された元RBライプツィヒDFイブラヒマ・コナテ。強靭なフィジカルに、スピードも兼ね備える。足元の技術やパスにも優れた現代的なセンターバックだ。
海外メディア『90min』によれば、センターバック陣の世代交代を進めるためにも、リバプールはアンデルレヒトで頭角を表した弱冠18歳DFゼノ・デバストに関心を示している。獲得できれば、ジョー・ゴメスを超えて、フランス代表DFとパートナーを組むことになるかもしれない。
10代ながらもベルギー代表でも出番を得ており、今年9月にフル代表デビューを飾った。過去にトッテナムで活躍した同国代表DFヤン・フェルトンゲンやトビー・アルデルヴェイレルトら同様にボールコントロールに長け、後ろからの繋ぎも問題ない。フィジカル面も申し分なく、大器の片鱗を見せ続けている。
今シーズンも17試合に出場し、そのすべてをキックオフから出ており、同クラブを率いるフェリス・マッズ監督からの信頼も厚い。
世界的なセンターバックに成長する可能性を持つ若きディフェンダーだが、次なるステップアップとしてアンフィールドでのプレーを選択することはあるのだろうか…?