今年の夏にセルティックユースからリバプールに加入した弱冠17歳のFWベン・ドーク。U-18プレミアリーグやUEFAユースリーグを中心に出場し、16試合8ゴール6アシストとインパクトを残すと、先日行われたカラバオカップ3回戦で途中出場を果たし、トップチームデビューを飾った。
切れ味鋭いドリブル突破で何度か相手を脅かし、常にエネルギッシュなプレースタイルはコーチ陣のみならず、サポーターたちに大きな印象を残した。若い選手たち相手には高い決定力や突破力を見せ付けており、カイデ・ゴードンらと将来を嘱望される。
11月11日に17歳になったばかりのスコットランドU-21代表フォワードは、リバプールとキャリアで初めてとなるプロフェッショナル契約を結んだ。具体的な期間こそ発表されていないが、2026年までの3年契約だと報じられている。
ただし、今後の活躍次第では毎年のような契約更新もあり得る。今シーズンはジョーダン・ヘンダーソンのコンディションもあり、レギュラーとして活躍するハーヴェイ・エリオットは2年連続で契約を更新しており、順調に成長し続ける先輩が引いた道を辿り着きたいところ。
デビューを飾った試合後には、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は若き逸材の能力を絶賛。ピッチに立ってすぐに強みを発揮していたウィンガーの家族も喜んでいるだろうと発言していた。
「本当に活発で、賢い選手で、ドリブラーで、速くて、両足が使える。」
「彼はいいね。見ていて気持ちいいね。入ってきてすぐに、多くのことが自然にできるようになっていたので、本当に助かった。」
「今夜は確か、彼の家族も来ていたはずだ。彼と契約したとき、アクサで家族を見たとき、みんながどれほど興奮していたか覚えている。」
「そして今、あの夜から次のステップに進もうとしている。彼は明らかに力を証明してくれたよ。」