セネガル代表FWサディオ・マネがチームを去ったことで、リバプールに加入したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。多額の移籍金に加えて、身長の高さや野生的なプレースタイルから、マンチェスター・シティに移籍したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと比較されることも。
マンチェスターのストライカーは脅威的なペースでゴールを重ねる一方で、ヌニェスはプレミアリーグへの適応に苦しむ。アンフィールドデビュー戦では相手ディフェンダーにイライラし、頭突きをお見舞いし、一発レッドカードで退場。そこから3試合は出場停止処分。
印象のよくないデビューに加えて、得点数の少なさからその能力を疑う意見が増えたものの、最近の試合では毎試合のようにゴールネットを揺らしている。サウサンプトン戦でも2ゴールを決め、今季は18試合9ゴールと徐々に数字が伴ってきている。
同試合でプレミアリーグ600試合出場を達成した元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーは、トレーニングでの姿勢やプレーぶりから同選手の能力を高く評価する一方で、元ベンフィカFWの笑いのセンスも絶賛した。
「ダルウィンがゴールを量産しているのは素晴らしいことだ。彼はまだ言語を学んでいる最中だが、理解し始めている。」
「素晴らしいユーモアのセンスも持っていて、英語がもっと話せるようになれば、もっとそのセンスを発揮できるようになると思う。」
「でも、彼はすべてを持っているし、ゴールを決めるのは彼にとって喜ばしいことだね。」
「トレーニングの様子や彼の特性、チームのために働こうとする姿勢を見ていると、空中戦に強く、存在感があり、両足で素晴らしいキックを見せ、早い打点でゴールを狙える。」
「彼は他の選手とは違うタイプのストライカーで、チームにとって素晴らしい存在だね。」
LFCTV
裏への抜け出し以外にも、徐々にできることが増えており、イングランド特有のフィジカルやスピードにも慣れ始めた。モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノ、アンディ・ロバートソンらとの連携も日に日に改善されており、サウサンプトン戦では鋭いクロスでチャンスメイクする場面も。
調子が上がってきたタイミングでのカタールW杯となり、期間が空いてしまうのは残念だが、同国代表でも元リバプールFWルイス・スアレスと得点を重ね、シーズン後半戦は本格的なゴール量産体制に入ってくれることを期待してしまう…