リバプールでは絶対的な守護神であるブラジル代表GKアリソン・ベッカーに加えて、試合勘がない中でも落ち着いたプレーぶりで起用に応えられるアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー、そして3番手には経験豊富でGK陣を盛り上げられる元ウェストハムGKアドリアンが控える。
リーグカップやFAカップで出番を得られるクィービーン・ケレハーとは違い、アドリアンは余程のことがない限りはピッチに立つことはない。サッカー選手としては難しい立場にも関わらず、リバプールGK陣を発展させるために力を尽くす。表には出てこないものの、重要な役割を担っている。
しかし、35歳のゴールキーパーとの契約も2023年6月で終了を迎える。2021年に契約延長した際にもスペイン帰還が噂されていただけに、今季限りで母国に戻るものと予測されており、3番手ゴールキーパーを確保しなければならない。
独『BILD』によれば、リバプールはゴールキーパー陣容を強化するためにも、ツヴァイテ・ブンデスリーガでプレーするハノーファーGKロン=ロベルト・ツィーラーに関心を寄せている。33歳ながらも、今季16試合に出場しており、アドリアン同様に今季限りで契約満了を迎える。
ドイツ2部とは言えども、7試合でクリーンシートを達成。過去には、マンチェスター・ユナイテッドやレスター・シティでプレー経験を持っており、イングランド・サッカーにも慣れ親しんでいる。プレミアリーグやイングランド生活への順応については問題なさそう。
ドイツ代表で6試合のプレー経験を持つベテランゴールキーパーはふたたびイギリスの地に足を踏み入れるのだろうか…?