カタールW杯・グループステージでは、アメリカやウェールズ、イランと対戦し、同グループを首位で通過。まもなく行われるベスト16では、アフリカの強豪セネガルと相見える。大金星が連発する今大会だけに予想がしづらいものの、戦前の予想ではイングランド有利が優勢。
スリーライオンズは、メイソン・マウントをトップ下の位置に置き、ジュード・ベリンガムとデクラン・ライスを中盤の底に並べるフォーメーションを選択しており、経験豊富なリバプールMFジョーダン・ヘンダーソンはなかなか出場時間を確保できていない。
それでも、グループステージ最終節・ウェールズ戦ではスタメンを任されて、中盤のエネルギーを注入。ベリンガムやライスとの関係性も良好で、3得点を奪ったイングランド代表チームにバランスと経験値をもたらした。
元リバプールMFアダム・ララーナもウェールズ戦で先発した中盤トリオを評価する中、かつてマンチェスター・ユナイテッドやワトフォードなどでプレーした元イングランド代表GKベン・フォスターは、リバプールMFを先発で出場させるべきと自身の見解を語っている。
「ジョーダン・ヘンダーソンが先発すると、”ああ、ジョーダン・ヘンダーソンが先発かよ!” と思う人がいる。冗談ではなく、私はむしろ彼が中盤のほとんどの選手よりも、先発することを望んでいる。ジョークじゃなくて、彼はピッチ上で必要なキャプテンなんだ。」
「ピッチ上では、ジョーダン・ヘンダーソンが中心となって、声を出し、指差し、みんなを盛り上げているんだ。彼はテンポを高めてくれるんだよ。」
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セネガル戦は、ふたたびメイソン・マウントがスタメンに戻ることが予想される。しかし、重要な局面では多くのタイトルを勝ち取ってきたベテランミッドフィルダーの力は必ず必要になる。
ピッチ外でもリーダーシップを見せつける同ミッドフィルダーは、キャプテンを務めるトッテナムFWハリー・ケインとともにイングランドをワールドカップ優勝に導くことはできるだろうか…?