ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナー、チアゴ・アルカンタラら30代ミッドフィルダーらの世代交代、ならびにナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンらの退団に備えた中盤強化に本腰を入れるリバプール。
来夏の移籍市場ではボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガム獲得を最優先とし、マンチェスター・シティやレアル・マドリードらとの争奪戦に乗り出す。しかし、獲得レースに敗れた場合、さらに枚数確保に向けて様々なミッドフィルダーに関心を示している。
所属するウェストハム・ユナイテッドではキャプテンを務め、カタールで行われているワールドカップにもイングランド代表の絶対的なスタメンとして招集されているMFデクラン・ライスもそのひとりで、イングランド代表の中盤2枚獲りを噂するメディアもあるほど。
海外メディア『Goal』のニール・ジョーンズ記者によれば、移籍金7000万ポンド(約98億円)とも言われるウェストハムMF獲得を実現させるには、リバプールはブラジル代表MFファビーニョを放出しなければいけない状況に陥る可能性を伝えている。
意図としては、移籍金を捻出するにはという意味合いが強いだろう。ケイタやチェンバレインらはフリーで退団し、カーティス・ジョーンズはまだ発展途上で高額な移籍金は見込めない。30歳を超えた選手たちも同じくで、現状だと2026年まで契約を結ぶファビーニョくらいしか高い金額で売れない。
ただし、リバプールがみすみすファビーニョを手放すとは考えにくい。今シーズンこそ本来の姿を取り戻せていないが、鋭い読みと的確なポジショニングでボールを奪取し、場合によっては攻め上がり、浮き玉などでチャンスも作り出せるブラジル代表MFは中盤の大黒柱と言っても過言ではない。
はたして、リバプールは中盤の大幅な刷新を行うことになるのだろうか…?