カタールW杯・グループステージで、セネガルやカタール、エクアドルと対戦したオランダ代表で最も輝いているのが、PSVアイントホーフェンに所属する長身FWコーディ・ガクポ。3試合で3ゴールを挙げ、オランダの得点源となっている。
所属クラブでも24試合13ゴール17アシストを決めており、ワールドカップでの大活躍もあり、この冬の移籍市場で最もホットな若手選手に躍り出た。中でも、プレミアリーグからは多くの関心が届いており、リバプールもそのひとつだ。
海外メディア『Voetbal International』によれば、この夏にはリーズ・ユナイテッド移籍に迫ったオランダ代表FWに対して動き始める準備を進めており、近く同選手の代理人と話し合いの機会を設ける予定のようだ。
左ウイングを主戦場に、前線であればどのポジションもこなせるユーティリティ性は高い評価を得ており、ゴール前での決定力だけでなく、チャンスメイクにも長ける。今年のはじめに、新たな長期契約を締結しているものの、幼い頃から育ててくれたPSVに移籍金を少しでも多く残すための施策であり、ステップアップには差し支えない。
リバプールにとっては、5000万ユーロ(約65億円)とも言われる移籍金がネック。夏の移籍マーケットでウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスに大金を投じており、直近の課題は中盤強化の同クラブがファワード獲得に乗り出すかは微妙なところ。
マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルらも狙っていると言われており、ワールドカップを最後にオランダを去り、イングランド挑戦の流れはできている。残るは、PSVが望む金額を出せるクラブがどれだけあるか、そして選手の気持ちにかかっている…